2005.10.07 Friday
「三本の矢」の話
毛利元就の話だったけ?
「1本の矢は、弱くすぐ折れるが、3本束ねると強く、簡単に折ることは出来ない。」って話だ。 この3本の矢が、今年のタイガースにはあった。 それは、「JFK」 それは、「華の37歳トリオ」(金本・矢野・下柳) それは、それで確かな3本の矢だった。 だが、本当の3本の矢は精神的なものに宿していたのでは、ないだろうか。 今年の阪神ほどチームというものを感じさせてくれた球団は、なかった。 アニキや今岡、レッドなどスターはいるが、決して○○派などと呼ばれるような存在でなく、「JFK」や「37歳トリオ」のように脚光を浴びる存在があっても、決して浮き上がることはない。 みんな、チームの一員としての機能することを忘れてはいない。 今年の阪神の強さは、ここにあった。 大きな連勝をするわけでもなく、大逆転をするわけじゃない。 適度に、無気力なまでの負けをはさみ、見事に立ち直り、勝ち越しを決める。 中日に大逆転を喰らっても、0・5ゲーム差まで迫られようとも、決して折れることはない。決して膝を屈しない。精神を折ることはない。 3本の矢でさえ、力を込めれば無理やりにでも折ることは出来るかもしれない。 しかし、阪神タイガースというチームの精神に宿した「3本の矢」は、決して折ることが出来ないことを証明した。 最後の試合での、下柳に最多勝をで盛り上がった試合後のナインの笑顔。 降板後のベンチで見方を応援する下やん、それを見て見習う若手投手陣。 「あの試合」で岡田監督の身代わり退場した平田コーチ。 ブルペンで「JFK」を支えた中西コーチ。 今岡の打点の為に、全力疾走のアニキ。 アニキの激走に応える今岡。 ただひたすら、出塁と得点に拘るレッド。 そんな姿に、チームとしてのまとまり、力をみた。 この心の3本の矢が、日本シリーズでも折れはしないことを証明したい。 ぐぁんばれ!タイガース PS やばい、黒田が15勝目を挙げたらしい。 頼むから、下やんと2人で同時受賞にしったてぇ〜な! |