2006.02.14 Tuesday
掴む男掴み損ねる男
昨日の三星ライオンズとの練習試合。
江草の好投が光る。続く相木とともに摑みはOKだ。 思えば江草は、故障を知っての獲得。 故障が癒えてから順調にステップを踏んできたように思う。彼は、変にコントロールに拘って窮屈な投球をしないところがいい。 結構アバウトなコントロールである。コントロールに気を使って球威を落とすより、思い切ってアバウトに投げ込むことの効用を心得ているかのようだ。ちょうど一昨日の田村の投球の対角にいるように思える。 相木も同様で、この手の投手が低めに拘る中、高めで勝負ができる稀なタイプのピッチャーに仕上がってきている。 桟原がサイドからスリークオーター近くまで腕の位置が上がってきているので、十分その後を狙える位置まで来た。 これに最後を締めた筒井が加わる。 筒井は、摑めるか摑み損なうかの境目にいる。 ドラフトの自由枠で鳥谷と同期入団。初勝利も挙げている。やもすればとうに摑みきっていいはずだが、何故かグズグズと3年目を迎えた観がある。 今年に、何かしら摑みきりたいところだ。 野手はもっと大変だ。 ここのところアピール急な上坂でさえ、摑みそこなった男なのだから。 野村監督時代、今岡を追いやってセカンドのポジションを取りかけたことがあった。ジャイアンツ戦であのメイから、2盗・3盗を連続して決めたハツラツとした姿が焼きついている。 赤星の前に、スピード・スターの座を射止めることも可能だったはず。(いらぬスピード狂であることは世間に示してしまったが・・・・)。 昨年の2番セカンド不在状況につき、彼のを思い浮かべるのだが、摑み損なった男には、バイ・プレイヤーの位置しか残ってないようだった。 同じ状況が、浜中・林・喜田なんかにも言える。 今年掴まないと、掴みそこない組に編入されてしまいかねない位置にいることを自覚して欲しい。 後は赤松。 このキャンプでも故障だ。 昨年も新人で抜擢されたキャンプも故障で手放した。 今年、出場機会を増やそうとセカンドの練習。これも1軍の戦力として考えたいと言う意思表示に他ならないのに、再び故障で手放す。 いやな傾向が続いている。 こんなことをしているうちに、ライトとセカンドにしっかりレギュラーを掴む選手が現れかねない。そうすれば彼が狙うべきポジションが消滅してしまうことを意味するのだ。 決して、故障なんかで掴みそこなうことなかれ。 ぐぁんばれ!タイガース |