2006.05.04 Thursday
3x―2 対読売 満身創痍でかく戦う
なにが幸いするかわからん。
本来9回に桧山を代打で起用し、そのままそこに久保田を入れる算段だったのだろうが、金本がショートゴロに倒れたため、藤川を続投(3イニング目になるだけにありえんが・・・)させるか、久保田をそこに入れるしかなくなった。 普通なら、9回に打順が廻った4人の誰かと代わって久保田を入れ、5番にそのポジションを守れる野手を入れとくもんなんだが、代われる選手がいない状態に陥っていた。 この3連戦の前に前田を落として、片岡を登録したのがここで響いたと正直思った。前田がいれば、関本のところへ久保田を入れ、藤川のところへ前田という手も考えられた。 だが、10回の先頭打者になる藤川の代わりの打者として本当に使いたかったのは、桧山・スペンサー、(中村豊も入れといてやって!)というところだったんだろう。 だが、いずれも外野手で、代わるべき選手が見当たらない。 センターの守備力を考え、赤星は外せない。 浜中は、10回に打順が廻る。 本来、10回のラスト・バッターである金本であるのだが、世界記録保持者は、アンタッチャブルなのだ。(故障もあるし、無理させたくないんだけど・・・・、記録が切れて、大事なものも切れたらヤバイし・・・) 寅吉は、矢野の所に入れるしかないと思っていた。 藤川の代わりには、ミスター・思いっきり浅井でもいいし、野口を入れておいて、林を代打に使う手もありかなと考えた。 そして、矢野の所(久保田)に廻れば、ある程度チャンス(ランナーが一人は出ている。)なんなんだから、そこで代打かどうか、勝負をかけるかどうかを判断すればよいと思っていたんだ。 それが、久保田をそこへ入れ、10回裏の先頭打者として送り出した。 完全に1死を諦めた作戦だと思った。 だがこれが、逆に福田に思わぬプレッシャーとなった。 はなから打つ気のないバッターにストライクを入れる。これがなかなか難しい。当たり前のことを当たり前にやることの難しさ。 もし、四球でもだしたらなんて考え出したら、もうストライクが入らない。福田もいい経験をしただろう。(もともと、細かコカントロールがなさそうだからね・・・。) 後は、無視からの四球は得点に繋がるっていう言い伝えどおりの結果へ一直線だ。 失点しても、何故か勝ち星に恵まれる不思議な運を持っていた福田に土をつけたし、読売に初の3連戦での負け越しを味わってもらえたし、結果はいい方向に出た。 小久保の故障、上原の故障?や矢野の勢いが落ちてきたり、読売が早くも正念場を迎えつつある。 タイガースも、金本・今岡の主軸2人に故障があり、以前余談を許さない状況だ。(中日が怖いが、思うほど投手陣の整備は出来てないようだし・・・) これから、混戦・接戦が増えることが予想される。 明日からの横浜戦の戦い方も大事だ。 接戦続きの読売戦の後、“燃え尽き症候群”といわれたこともある。ここまでの対戦成績から、落とせない試合というプレッシャーもあったり、油断も起こりやすい。 ここは、井川のビッシッとしたピッチングを期待したい。 ぐぁんばれ!タイガース |