2005.11.01 Tuesday
野球と相思相愛になれ!
また、かって栄光の22番を背負ったOBがチームを去った。
木戸克彦。 85年日本一メンバーのレギュラー・キャッチャーである。 PL・法政と野球エリートの道をたどり、田淵以後、定まらないキャッチャー(若菜とかもがんばってたけどね・・・)に、期待されてのドラ1だった。 背番号は、22番。 田淵選手が好きだった寅吉は、22番の背番号が好きだ。 今でも、ず〜っと、背番号22には特別な視線を送ってきた。 田淵・木戸と続いた22番の系譜もその後、関川が1年背負った後、中谷(今回楽天へトレード)、喜田(入団時は捕手)と、期待されるキャッチャーが背負う番号となっていた。 それが、中谷の伸び悩み(故障のせい?)、喜田のコンバートに伴う背番号55への変更を経て、キンケードが背負うことになる。(不思議とキンケードもキャッチャーもできるという触れ込みであった。) こうしてみると、みんないなくなっちゃているんだよねぇ。(喜田は、55番でがんばっているけどね・・・・。) 今年、球児が22番でブレークしたのは、嬉しかったよ。ホント! これで、ピッチャーの番号へ変わるかもしれないなぁ。 そんな、木戸2軍監督が、胡散臭い配置転換の末、退団が決まった。 きょうの二軍の練習が最後になった木戸監督は、最後に、次のように語ったという。 「こんな自分でも23年間やってきたんだから、君たちもユニフォームを着ている間は、野球を愛するようになるまで必死で頑張れ。野球と相思相愛になってこそ、野球を仕事として続けられるんだから、今までやってきたことをこれからも続けてやってほしい」 いい言葉じゃないか。 2軍で優勝しても、「自分が(胴上げで)上げてもらってもしょうがない。自分は、選手を1軍に上げるのが仕事なんだから。」 といって胴上げを拒否した、好漢だ。 その、木戸2軍監督を、選手みんなで胴上げ」したという。 この時は、さすがに照れながら、涙ぐんだらしい。 2軍の若手に厳しくも、愛された好漢・木戸克彦。 背番号22を繋ぐ系譜の男として、いずれ戻ってきてくれることもあるだろう。 今の若手は、彼の「野球と相思相愛になれ!」の言葉を胸に、来季大いに飛躍し、木戸さんを喜ばしてやって欲しい。 今は、2軍の君たちが、明日の甲子園でプレーすることが、胴上げで送り出すより、何倍もの恩返しになるのだから。 桜井・喜田・林・赤松・岡崎・狩野・田村・中林・三東・筒井・中村泰 みんな、がんばらにゃいかんぞ! ぐぁんばれ!木戸克彦。 ぐぁんばれ!ヤング・タイガース |