2005.11.17 Thursday
秋の安芸、来期に実りの秋を迎えたい
秋季キャンプがフジモン音頭による手締めで終了。
林を筆頭に、喜田・桜井に濱中、バッテイングを戻す?関本と大砲候補の話題に集中した感がある。 もっとも彼らが、来期の戦力足らねば阪神の戦力アップは望めない。 彼らにとっても、もうそろそろ芽を出し、1軍の戦力足らねば、先のレギュラー取りなど夢物語で終わってしまう。いわばラスト・チャンスのシーズンとなる。今季までの延長で終われば、トレードや自由契約も視野に入れねばならなくなる。 寅吉は、何人もの選手が2軍だけの戦力として消えていくのを見ている。チャンスはそんなに多くはない。確実に物にしたい。 また、彼ら大砲候補の陰に隠れていたが、フジモンが心に秘めたなにかを追い求めているように見える。 彼もまた、ラスト・チャンスを迎えようとしているひとりかもしれない。 そして、彼にまた競争相手として赤松をあてがわれた。この競争相手はなかなかやっかいどころか、とってかわる可能性を秘めている。 岡田監督自らの熱血指導も受け、いやがおうにも期待は高まる。 来期の阪神の競争枠は、ライトとセカンド。打順は2番と6番だ。 本来、セカンドを手に入れた選手が2番を打てばしっくりいくのだが、フジモンが2番の打撃が出来ないことが問題を大きくしている。 ここに、足とファームの首位打者の実績を持つ赤松がチャレンジしようとしている。彼の持ち味は、強肩・俊足である。本来外野で生かしたいところだが、唯一のライトの枠には、ヒーやん、シェーンに林、濱中まで加わり、最大の激戦区となる。 そこで、彼の足(機動力)を生かすべく、セカンドへのチャレンジが決まったといっていい。(もともと、高校時代はショートの経験があるらしい。) 赤星を除けば、セ・リーグで最低の盗塁数だ。もうひとり、機動力を使える2番バッターは、どうしても欲しいところだ。 喜田と関本は、1,3塁のサブとして、代打としての活路を見出すことだろう。いずれのポスト・シーツの枠を狙っていくしかない。 かなりの競争が待っている。 投手陣にしろ、復活組の三東・太陽(登録名を藤田に戻せんかなぁ。)、金沢に伸びシロ期待組の能見・筒井などが出揃えば、先発・中継ぎの枠を巡る争いも見ものとなるだろう。 桟原と吉野はもっと手を下げられんかなぁ。 どうも球威を追求して、腕が上がってきてからキレが落ちてきたように思えてならない。 桟原は、かっての読売・斉藤のフォームでも穴の開くほど見て、研究したらよい。先発争いに入る意気込みが必要だろう。 吉野も良かったときのフォームと腕の位置を再確認したほうがいい。左のワンポイント枠は空いているのだから。 いずれもこの秋に安芸でつかんだ芽を枯らさず、来年の春に芽吹かせ、シーズンで花を咲かせて欲しい。 果たして、来年の実りの秋を誰が迎えられるのだろうか? 楽しみではある。 ぐぁんばれ!タイガース |