2006.01.14 Saturday
正念場の男達
キャンプ・インも近づいてきた。
藤本が「もう一度、3割を打ちたい!」そうだ。 藤本も正念場なのであろう。 もう一度3割を打ちたい。気持ちはわからんじゃないが、それが藤本に期待される要素なのか? セカンドを関本との併用に陥り、レギュラーを確定できない要因は3割を打てなかった、つまり打率が低かったからなのであろうか? 本人はもう、聞き飽きて耳にタコ状態なんであろう(笑)が、実際そうなんだから仕方が無い。 2番打者の適性。ケースバッティング。これができないことがレギュラーの道をせまくしていることに他ならないと思うのだ。 やはり、寅吉は藤本の成長より、熟成を期待するのだが・・・・。 対する関本も正念場である。 こちらは、藤本と逆に、そのスケールを殺してまで、2番セカンドに適合しようとしてきた傾向にある。 野球頭がいい関本だから、状況がよく見えるのだろう。右打ちや待球を必要とされる場面では、すぐに対応できてしまう。 しかし、それは関本から長打力というスケールの大きさを奪う両刃の刃であったのだ。 今年、関本は長打力を取り返しに懸かる。 レギャラーとして名を連ねられるかは、その成果にかかっていると言える。藤本と同じ土俵で戦う必要はないのだから。 もうひとり、浜中治。 登録名を「おさむ」から「治」へ戻したそうな。 今シーズンに対する決意の表れであろう。 よく浜中の復活という言葉を聞くが、これは大きな間違いじゃなかろうか。 浜中は、1シーズン通してレギュラーとして活躍したシーズンは、いまだかって存在していない。 03年に故障するまで4番を打ったということを過大に評価しているためだろうが、果たして故障なくして1シーズンを終えたとき、どんな成績になっていたのだろうか。 同じ時期に広島で4番を打ちはじめた新井(当時背番号が25で同じ同士だった。)も昨シーズンHR王を取るようになるまで苦闘のシーズンを送ってきた。 寅吉は、浜中のレギュラー捕りへのラスト・チャンスのシーズンとして捉えたい。 今年、レギュラーとしてポジションを得られなければ、代打として活路を見出さなくてはならなくなると思える。 逆に、浜中がレギュラーとしてスタメンに名を連ねられた時の効果を考えると、期待が高まるのも事実なのだ。 今シーズン、さしたる補強無しに戦うタイガースにとって、この3人の正念場の男達の力が発揮されることが、一番のプラスになると思うし、それだけのポテンシャルを持ち合わせている男達だと思うのだ。 ぐぁんばれ!タイガース |