2006.05.05 Friday
13―11 対横浜 かくも大味な試合を何故最後までハラハラしながら見なければならなかったか
あ〜ぁ、ホントはもう、とっくのとうに10点差くらいつけて、井川が悠々と完投して、風呂入ってくつろいでいたはずなのに・・・・。
なんで9回に久保田が出てきて、尚一発出れば逆転サヨナラなんて場面を見なくてはいけない羽目になったのか・・・、わからん! 攻撃陣は、故障に苦しむ金本・今岡をよく補って、効率よい攻めを見せた。 なんと言っても、1回の攻撃が今岡で終わったのが功を奏したといっていい。浜中から始まる攻撃は、矢野の復調(横浜戦の相性?)とあわせ、途切れることなく一巡し、2,3回に渡り見事なビックイニングを創出した。 これで、井川が悠々完投で、藤川・久保田を休ませる。 こういう青写真が浮かんだはずなのに、井川の横浜苦手意識なのか、ピッリとしない投球は、いたずらに球数を重ね、100球のリミットはが5回にやってきた。 今シーズン初めて、井川の投球をじっくり見ることができたが、あんな猫背っぽい投げ方してましたっけ? そっくりかえるフォームを改造するって、去年からいっていたけど、あんな背中が丸まったような投げ方はしてなかったと思う。(これが今日だけの現象は、今シーズン通してあんなだったのか、よく見てた人教えて!) あれじゃ、バックスイングの時、肩甲骨当たりだけに負担がかかり、大変だろう、そう思う。 今シーズン、好投をしてた時(上原と投げ合った時)なんかどうだったんだろうか? 寅吉は、井川のここ2年くらいの不調を勤続疲労からくるものだという意見だった。 そのため、100球を越える頃からガス欠状態のように、球威がダウンする。 また、そっくり返るフォームを支える足腰が弱って、楽なフォームへと変更をした。(つまり、そっくり返らないことに重点を置いた。)いい時の井川(2002年の頃)は、強靭な足腰でそっくり返った上半身を支え、まるでテコのように、その反動をいかし、腕を振り、低目へ勢いのある球を投げ下ろしていた、そうおもうのだが、それをそっくり返らないフォームにすることで、反動が効かず、腕だけで投げ下ろす形になっていた。 そこに、スタミナ切れを起こすと、腕の振りも鈍り、何故か球を置きに行くような感じに映る。 今年は、かなりシェープしたことだし、足腰も鍛え直してるように見えた。それだけに、あのそっくり返るといわれるフォームに戻って、勢いを取り戻してるのではないか(キャンプやオープン戦の頃は、確かにそう見えたんだけど・・・)という淡い期待もあった。 だから、あとは勤続疲労からくる100球でガス欠がどの程度開腹してるかが、井川を見る主眼であった。 今日の投球だけで判断は難しいので、もうしばらく見てみたいと思うが、今日の乱戦の原因が井川にあるのは間違いない。(去年、中日に7点差をひっくり返されたのを思い出した。) それと、楽勝ムードに溺れ、緊張感を切った選手。(誰とは言わないが) そういうムードに相手は敏感に反応する。 村田に喰らったスリーランも、どこかに「点差もあるし、一発喰らっても勝ってるから」って発想で、一か八かの投球をしてなかったか? あそこは、一発を避ける最善の策を取るべき場面だと思う。 今日は、ただただ負けないでよかった、という試合だけだ。 緊張を切らず、一所懸命だったダーウィンだけが収穫か? 読売・中日が負けて、着実に差は縮まっている。 交流戦も近い。くれぐれも油断だけは、しないでくれ! ぐぁんばれ!タイガース |