2008.05.17 Saturday
3-0 対東京ヤクルト 雨を飲む男、燕を飲み込む
寅吉は見た。
広島との北陸シリーズで、サードの守備位置に入ったバルディルスが降り出した雨を大きな口をあいて受け止めている姿を。 あれは、完全に雨を飲んでたね。 さて今日もSは左の石川の先発。 今季昨年の不調から復活した、小柄なPはSのエースと呼べえう活躍中だ。前回も抑えられている。 その、石川に対して、サードにバルちゃん、ライトには意外や意外、本日再登録のルーの抜擢だ。 ルーは初回のチャンスにポップ。 やはり、力が入りすぎというか入れ込みすぎ。 しかし、終盤に2安打。 これをきっかけに、肩の力が抜ければよい方向に向かうかもしれない。 入れ込むのは走塁だけでいいんだから、ルー。 でも、今日見たルーの印象。 ファーム落ち前に比べて、痩せて別人のように見えたが・・・、もしかして、お兄ちゃんか? いい意味で体が絞りこまれて来たんだろう。交流戦に向けて上昇カーブを描け、ルー。 さて、雨を飲む男・アルーム・バルディリスだが、バッティングは力が入りすぎ、ボール球の変化球に引っかかりがちだが、その守備で沸かせてくれた。 実際は、それほどではないのかも知れないが、サード特有の強い打球に反応良く、スローイングも力強い。 そんなに、飛び込まないでもという位置の打球かもしれないが、打球が早いゆえ、飛び込まないとという反応の良さが目を引く。 実際、サードが誰かさんだったら、Sのヒット数は増え、岩田の自責点も増えることになり、ひいては今日の勝利が危うかったと思うもの。 高田監督は、サードに誰かさんが入ってなく、バルちゃんだったことに臍を噛んだに違いない。 ヒットを打たないまでも。バルちゃんの守備が燕に与えたショックは大きい。バルちゃんの守備が高田燕を飲み込んだ試合だった。 これで、バルちゃんは次のチャンスを掴んだと言っていい。 DH制のある交流戦、新井が抜けるオリンピック期間中、バルちゃんの使い勝手が求められる。 あとは、日本のPの変化球になれることだ。 ただ、外角のボールになる球に引っかからないのはいい傾向だ。 きっと、日本での成功を得られると思う。 明日は、交流戦前の最後の試合。 勝って、交流戦に突入と行きたいもんだね。 ぐぁんばれ!タイガース |