2020.11.10 Tuesday
0−4 対讀賣 さらば火の玉ストレート、ありがとう球児
しかし、球児の引退試合なのに、なんていうゲームにするんだ?
守っては、エラーでバタバタと失点するわ、打つ方は、あわやノー・ノーを食らいそうになるわ。 今季の讀賣戦を象徴するような内容で敗戦。 大山は1番で、タイトルに望みをかけるが、不発。 近本も3割は、絶望的になるノーヒット。 しかし、2人のためなら、1番近本、2番大山で行ったほうがよかったろうに。 近本が出塁して、大山の方が勝負せざる得ない、ボール球での勝負ができない状況を作れたはずだ。 もっとも、掛布さんも言っていたが、こうなるとインサイドへ甘い球は来ないので、外角のボールを如何に捉えられるかが勝負だと。 それをインサイドを打ちに行って、外の球をがより遠く見えるようになり、それを引っ張りにかかっているから、当たらない。 その辺の意識が岡本との差になっている。 掛布さんに側に行ってアドバイスして欲しかったわ。 さて、球児は最後ストレートだけで讀賣を三凡の抑えた。 本当なら、それでゲームセットで、引退セレモニーへというところだが、情けないタイガースは、その裏の攻撃を残しており、完封負けして、引退セレモニーという、なんとも残念な展開にしてしまった。 それでも、セレモニーでの清原の言葉に心打たれたりして、いいセレモニーになったと思う。 自分は、田淵に惹かれ、江夏に惹かれタイガースファンになった。 その田淵と同じ22番を背負った、球児の存在は、寅吉のタイガースファンとして22番愛をさらに深めた。 わかっていても打てないストレートを投げるピッチャー。 スピードだけなら、球児を凌ぐピッチャーは多くいた。 それでも、まるで漫画のようにストレートで三振をとる球児のようなピッチングをできるピッチャーは存在しなかった。 江夏さんは、三振を多く奪い、ストレートも恐ろしく早かったが、それはコントロールと数少ない変化球(カーブ)とのコンビネーションにもよる。 シーズン401奪三振は、誰も近づけない金字塔である。 オールスターでの9連続奪三振の時は、速かったし、凄かった。 それと同じだけの衝撃を球児もオールスターで、カブレラとの勝負で見せてくれた。 思い返せば、打たれたときのことの方が多く浮かぶが、それはl球児が打たれることがそれだけ衝撃的であったのだと思う。 名球会には届かなかったが、記録よりも記憶に残る選手として、その存在は輝いていた。 球児が後輩に、その考え方や努力の方法を伝えて行ってくれればいいのだけど、一度外から野球を見るのも勉強だろう。 本当にいい思い出をありがとう。 これからも、頑張れ!球児。 ぐぁんばれ!タイガース |