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6−2 対讀賣 西、去年の開幕のリベンジを果たす
 甲子園での開幕戦。
 相手は、讀賣。

 昨年は、東京ドームで開幕戦。
 讀賣相手に6回を1点に抑え、勝ち投手の権利を持つものの、リリーフの岩崎が吉川に逆転ツーランを許し、開幕戦を失った。
 思えば、この敗戦が、開幕シリーズの3連敗、対讀賣の負け越し、讀賣の独走を許した大きな要因になった試合だ。

 今年の讀賣との初顔合わせは、甲子園の開幕戦。
 その先発を任せられたのは、去年の開幕戦のピッチャー西、絶対に負けられない一戦だ。
 こういう試合は、尽く落としてきたタイガース、今年もよもやという悪い予感。
 下馬評では、コロナの影響で丸、ウィラーを欠く讀賣に対して、首位に居るタイガースが有利ではないかという予想。 
 大体、有利と言われている方が負けるののが、阪神讀賣戦。
 いや〜な過去を思い出しそうな試合前。
 ただ、寅吉的には、オープン戦からここまでの戦いぶりを見ていて、何故か今日は勝てるという気がしていた。

 それは、試合開始から降り続く雨が、タイガースに味方する予感もあった。
 かってのアッチソンを思い出すべくもなく、外国人ピッチャーに雨を嫌がるピッチャーは多い。
 讀賣先発のサンチェスも、立ち上がりこそ抜群なものを見せたが、雨に降られ続けることで、その集中力や気力が削がれていくようであった。
 そのサンチェスをうまく捉え、3回で6得点を挙げる。
 対する西は、同様に雨はいやであったろうが、それを耐え、上手く自分をコントロールして、3回をパーフェクトなピッチング。
 もう、この時点で勝負有りだと思ったが、あとは雨でノーゲームにならないよう5回の試合成立を祈るばかりだった。

 讀賣の田中豊が制球定まらなく、四球を出して、試合が長引く、「オイオイ、わざと試合を伸ばして、ノーゲーム狙ってるんと違うか?」ってテレビに向かって叫んだりした。
 それほど、いつ中断、そのままノーゲームとなってもおかしくない状況です。
 3アウト目のサンズの三振は、「わざとか?」って思えるような、試合進行を進めることを優先したような攻撃だった。
 
 5回の表に、伏兵・香月に2ランを喰らって、2失点したものの、後続を抑え、試合を成立させればこっちのもの。
 裏の攻撃から、じっくり行けるところだが、ちょっとあっさり行きすぎたのは、問題だ。
 それでも7回の裏には、佐藤輝のあわやの一撃(絶対、行ったと思ったんだが・・・・)も見ることができた。
 この回で、降雨コールドとなり、タイガースの勝利が確定した。

 後半、ちょっと淡白になったのは、天候のせいもあり仕方がない部分もあるが、7回を西が完投し、リリーフ陣を使わずにすんだ。
 讀賣は、コールドの宣告に不満もあったようだが、それは最後までやって、リリーフ陣を遣わせ、疲弊させたいとう目論見もあったのだろう。
 その目論見も外れ、西が完投勝利、大山、佐藤輝にもヒットが出たし、タイガースは上手く回っている。
 あとは、近本待ちやな。

 それでも、去年の開幕戦の悪夢を、讀賣への苦手意識を払拭するに十分な試合じゃなかったか?
 さぁ、これで安心することなく、確実に勝ち越しをかけて、2戦目も頼んだぞ!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:01 | comments(0) | - |