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1−6 対中日 チームが下降線に入りつつある今、できること
 開幕以来、投打が噛み合って、いい状態できたタイガースであったが、先週の讀賣戦に負け越して以来、チームとしては下降線で、投打が噛み合わなくなってきている。
 讀賣戦の秋山、横浜戦の藤浪と、ピッチャーが早い回で、降板する試合が続き、エラーもでできて、3連敗。
 その後は、新人の伊藤将の好投と横浜の状態の悪さに助けられ、辛うじて勝ち越しできた。

 それでも、バンテリンドームが苦手であり、苦手大野に初白星を献上し、西の好投を見殺しの昨日の試合。
 そうして迎えた今日の試合は、ある意味今シーズンの試金石となる試合だった。
 今年も、バンテリンドームを苦手とするのか、このまま貧打タイガースに戻ってしまうのか?
 
 試合は、勝野に、昨日の大野ばりに抑えられ、青柳が今日も木下と根尾に打たれ2失点。
 どうも、タイガースは特定の打者に打たれる。
 去年から、何度木下にやられれば気が済むんだか?
 それに今年は根尾を加える気なんだろうか?
 青柳も折角いいピッチングをしているのに、木下への投球は繊細さを欠いた物だった。
 こういう細かいところができないと、勝ち越して貯金ができるピッチャーにはなれない。

 そうして、やっと作った8回のチャンス。
 チーム状況が良かった時なら、なんの策も弄せずとも逆転していたろう。
 でも、今のチーム状態では、策を講じないと難しい。
 1点取って、尚1死、1、3塁のチャンスだ。
 バッターがサンズで、ゲッツーを遅れて、1塁ランナーの大山を中野に代えた。
 そこまでするなら、中野を走らせてセカンドに生かせるまで、サンズには待てのサインを出すべき。
 中野がアウトになればしょうがないし、そうなればサンスにフリーに打たす。
 サンズは、2球目の甘いシュートを引っ掛けて、遅れていたダブルプレーに終わり、チャンスが潰えた。
 ここは、最低限同点として、今日感じがいいバッティングをしていた佐藤輝にかけるべき場面。
 サンズには、悪いが盗塁を仕掛けるまで待て、中野には、早い段階で盗塁を仕掛ける策を講ずるべき場面だった。

 結局、ここで追いつけなかったツケが、岩貞でダメおしの4点を取られることになる。
 3点以上取れない、貧打線の中日に6点も取られることになったのは、タイガースが下降線に入っている証でもある。
 これで、今季最初のバンテリンドームは、負け越しが決まった。
 後は、なんとか3タテされることは逃れたい。
 そうなれば、完全に下降線の極みだ。
 そういう時だからこそ、やれることはなんでもやろう。
 できることは、きっちりとやろう。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:04 | comments(0) | - |