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4−1 対広島 CSファイナル ひとつ勝つことの重要性
 クライマックスシリーズ・ファイナルの第1戦に勝利。
 これで、アドバンテージを入れて、2勝となる。
 何より、シーズンの優勝決定から1ヶ月以上も間隔が空いたことを心配していたが、それを払拭する勝利で、ひとまず安心した。

 しかし、この日程は、どうにかならんのだろうか。
 MLBの様に、シーズンからポストシーズンまで、流れる様に進んでく。
 そう言う日程の組み方の工夫が必要じゃないだろうか。
 実際、タイガースは、優勝決定後、気持ちが緩むことになり、消化試合の戦いも、フェニックスリーグ での戦いも、不安が多いものであった。
 
 その戦い振りから、達川氏が、「広島が勝ち上がれば、間違いなく下剋上されますよ。」と解説で連呼して物議を醸したが、その不安が残る状態だった。
 その不安を振り払ったのが、森下の一発。
 優勝決定後、打てなくなり、ベンチで涙したルーキーが、この大事な一戦で大きな仕事をした。

 森下にとって、相性がいい九里が先発であったのも味方した。
 このシーズン終了後の期間は、森下の打撃を見つめ直すのに必要な期間だったのかもしれない。
 先制点を許した直後に、すぐに追いつく一発は、値千金であった。

 この一発は、審判の厳しい判定に、泣かされながらも、踏ん張っていた村上を勇気づけただろう。
 5回のピンチを凌ぐと、その裏、自ら逆転のタイムリー2ベースを放ち、近本の2点タイムリーへ繋いだ。
 村上は、6回で100球を越え、降板したが、3安打、1失点に抑えて、役割を果たした。

 この5回の逆転劇、坂本の死球からはじまっている。
 死球を受けた際、珍しく怒りを露わにした坂本が、タイガースに火をつけたんじゃないかな。
 ただ、実質坂本一人のキャッチャーだけに、怪我だけはせんでほしい。
 今、一番代わりがいない選手だから。

 さて、この勝利で、緊張もほぐれ、実戦感も戻せたんじゃないかと思う。
 ファーストを勝ち抜けて来た、カープの勢いも止めることができた。
 そう言う意味で、この初戦の勝利の意味は大きい。
 今日からは、打線もシーズン中の間隔を取り戻し、伊藤将もいつものピッチングをして、タイガースらしい戦い方ができるんじゃないかな。

 さぁ、アレの先、ソレに向けて、バモス!
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:57 | comments(0) | - |