2022.09.23 Friday
7−3 対広島 佐藤輝、新人から2年連20本塁打、左打者で初
佐藤輝が、20号ホームランを放った。
期待値からすれば、遅すぎる気がするが、それでも新人から2年連続で20本を打つのは、左バッターでは初めてらしい。 世界のホームラン王と言われた王さんも、新人時代は鳴かず飛ばず、今をときめく村上でさえ、2年目からの台頭だ。 こうして考えてみると、歴代のホームラン打者には、圧倒的に右打者が多い。 王さんが左だから、左有利に思えるが、実際ホームラン数のランキングの上位で、左打者は、1位の王、3位の門田、7位の張本、10位の金本、あとは18位の阿部、外人のローズが13位に入っているが、20位以内は、それくらい。 そう考えると、ホームランに関しては、右打者の方が多いように感じる。 7位にランキングしている張本もどちらかという率を稼ぐバッターだったし、31位にランキングされている我がタイガースの掛布さんも、ホームラン王のタイトルは取っていても、本質は中距離バッターだったんじゃないかと思わせる。 チームの都合上4番を任され、ホームランを求められたことで、無理やりホームランを狙っていた感じがあったし、率に特化してれば、首位打者は何回も取れていたように思える。 そう考えると、イチローや青木なんかを見ても、左は率に強く、右は長打に強いという印象を与える。 そういう中で、村上と佐藤輝は、久々に現れた左の長距離打者と言っていいんじゃないか。 ある意味、松井以来か? 柳田もいるんだが、どうも糸井的で、攻守走全てのパフォーマンスで見せるタイプであるように思える。 純粋に、ホームラン王を何度も取れるようなバッターとしては、村上、佐藤輝になるんじゃないか。 その佐藤輝は、村上に比べると、まだまだ未熟な、未完成な部分が多く見られる。 それでも、新人から2年連続で20本を放つというパフォーマンスに未来を感じる。 まだ、体力不足で、疲れが出ると、スイングがブレて、捉えきれないことが多い。 村上が、圧倒的な体力で、1球で仕留められる、そういうスイングを続けられるのをみると見劣りはする。 それでも、今シーズン、休むことなく出続けて1年を乗り切ることで、来季への課題も見えてくるだろう。 先輩の糸井の「練習せい!」という言葉には、1年間パフォーマンスを維持できる体力を作れという意味があったんじゃないか。 その佐藤輝が打って、才木が不調と見るや、4回に島本、5回に藤浪を投入。 その藤浪が2イニングを抑え、勝ち投手になった。 藤浪が投げ、佐藤輝が打つ、これがタイガースのあるべき姿、それを数多く実現するために、来季を目指して、練習せいよ。 ぐぁんばれ!タイガース |