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2−1 対横浜DeNA ドラ1クリーナップ、全員が2軍落ちを経験
 この日、森下が登録抹消になり、2軍に合流した報道があった。
 このところの森下の打撃を見て、さもありなんという状態ではあった。
 これで、今シーズン、タイガースの売りであった、ドラ1クリーンナップ、森下、大山、佐藤輝の3人全員が、2運落ちを経験することになった。
 まぁ、2年目の森下に多くを期待しすぎていたのかもしれない。
 それでも、森下の見せる、勝負強さには、その期待も自ずと高くなってしまうのだろう。

 それでも、プロ経験は2年目だ。
 去年の終盤、日シリでの活躍から、相手チームのマークもキツくなる。
 森下の苦手とする内角を攻められることも多くなる。
 どうしたら、森下を打ち取れるか、そういうマニュアルを作って、臨んでくる。
 これへの対応が求められる。

 森下は、2年目に際して、回旋打法とかいって、体の軸で回転し、バットを振る打法を目指したという。
 それは、間違いでないように思う。
 ただ、回転はそれでいいが、バットの出方が、アッパーになってしまっている。
 流行りのメジャーのバレルゾーンに対して、バットを出す、これがアッパースイングと理解してしまっているような打撃だ。
 これは、本来、バットの起動はレベルだが、ボールに対して、バレルゾーンの角度を持って、打つことなんだが、どうも下からカチあげるイメージで捉えられる。
 森下のバッティングもこれで、下から、下から、カチ上げに行っている。
 これでは、率は残らない。

 シーズン当初、森下にいい場面で一発が出ていた。
 これは、森下がちゃんとしたスイングをして出たホームランでもあったが、それが出なくなると、どうもホームランを欲しがって、ボールを下から打とうとする。
 そういうスイングが目立ってきて、率がどんどん下がってきた。
 岡田監督も、見かねて、コーチしたらしいが、なかなか一朝一夕に治るもんじゃなかった。
 ここで、一度下でスイングの作り直しをさせた方がいいという判断なんだろう。
 8、9月の勝負時期に、森下の力が必要であればこその判断だと思う。
 頑張れ!

 この日の試合は、伊藤将がオースティンに一発は喫したが、7回を83球で被安打5の1失点でまとめた。
 球数も少なく、まだまだ行ける感じはあったものの、時折高めへ甘い球がいくこともあり、継投を決断したのだろう。
 今季の伊藤将は、どうもボールの抑えが効かず、高めへ浮いてしまうピッチんぐが目につく。
 これが、勤続疲労からなのか、体の衰えか、技術手になものかわからないが、ずっとその傾向が続いている。
 この日も、そういう傾向にはあったが、それでも低めへの意識を強く持つことで、その確率を減らしている、そういうピッチングに見えた。
 まぁ、最近では及第点のピッチングではあった。

 オースティンの一発で、先制を許したものの、小幡のタイムリーで、追いつき、6回に佐藤輝のタイムリーで勝ち越した。
 これで何度目のリスタートの試合かは、知らんが、またも5割から踏みとどまることができた。
 ただ、東でなく、森唯斗の先発を打ちあぐね、6回の途中まで5安打で、1点に抑えられていたのがいけない。
 もう少し、打線が奮起し、この日の森唯斗くらいなら、もっと点を取らんといかんわ。
 それができないというのは、打線がまだまだ本調子じゃないんだろう。
 打線の調子が戻るまでは、この日の試合のように、厳しい戦いの中で、勝ちを拾っていかなくてはいけなくなる。
 もう、いい加減、打線が目を覚ましてもいい頃。
 たまには、スカッと余裕を持って、試合を見られる展開が欲しいところ。
 スカッと、勝って、カード勝ち越しを決めたい。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:32 | comments(0) | - |

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