2022.05.05 Thursday
3x−2 対東京ヤクルト もっと、点の取り方を勉強せんといかん!
なんとか、スワローズに一矢報いて、3タテされるのを防いだ。
しかし、なんとまぁ、問題の多い攻撃ぶりでもあった。 問題のシーン・その1 2回裏、1死2、3類で、バッター島田の場面。 結果、四球を選んで、満塁とするのだが、梅野の打球がダブルプレーとなる。 これをただの不運と片づけている様では、タイガースは強くならない。 まず、島田は、なんとしても3類走者をホームに向かいいれる打撃をしなくてはならない。 四球で満塁にするってことは、相手にすればダブルプレーのチャンスが増えることになる。 当然、島田には四球OKで際どい球で勝負になる。 スワローズは、満塁で梅野勝負を織り込んで、勝負してきているんだから、その通りになること自体、相手のペースにはまっている。 ここは、叩きつけてボテボテでも、セーフティバントでも、外野フライでも、島田は、3類走者がホームインできる歌なければいけない。 島田にはダブルプレーはないのだから、自分にできることで、何がベストか考えて打撃しなくちゃいけない。 どうも、タイガースは、島田に限らず、こういう場面でのケース打撃の訓練が足りてないように見える。 得点できる状況は、ただヒットを打たなくてはいけない状況以外に、無死、1死のチャンスでは、いろんな状況がある。 それに合わせて、ヒットを打たなくても、得点を入れられるという考え方と状況判断、そのケース打撃をしっかり訓練しておかないから、得点力が低いままになる。 そういう訓練をさせていないのは、やはり首脳陣の責任やろ。 問題のシーン・その2 8回の裏、1死から山本泰が四球で出塁した後、島田の打席。 なんで、山本泰に代走を送らない? 植田海、熊谷をベンチに置いてる意味は? ここは、さして足の早くない山本泰の出塁だけに、ここのチャンスを拡大させる意味でも代走は必要だろう。 そうでなければ、植田海や熊谷という足の速い野手をここまでベンチに入れる必要ないやろ。 ここで、盗塁を含めて、エンドランとか、単に送りバントというより、チャンスを拡大できる作戦を選ぶべき場面。 打順は下位に向かうし、代打は原口くらいやろうから、できればアウトカウントを増やさずでランナーを3塁へ送り、ヒットでなくても得点が挙げられる状況を作らんといかん。 代走を出して盗塁させるのもヨシ、島田とエンドランをかけるのもいい。 そういう積極策が必要な場面じゃなかったか? まぁ、そういうケース打撃の訓練をしていないんだから、それも無理な話かもしれない。 しかし、ここまで植田海を全然使わないんだから、ベンチに入れとく意味あるんかい? だったら、もっと代打に使える選手、陽川とかに入れ替えた方がいんと違うか? 使うなら、植田海の足を必要としているなら、こういう場面でつかわないで、いつ使うつもりなんだろう? 問題のシーン・その3 9回の表の守備から、レフトにロハスに代えて小野寺を入れた。 しかし、打順では、5番のロハスのところに、岩崎、9番の湯浅→代打・原口のところに小野寺。 これって、逆じゃね? まぁ9回で守備を固めたいがため、ロハスを代えたんだろうけど、この日のロハスのバッティングはスワローズの投手に合っていた。 9回の裏に打順が回る可能性もあり、延長になれば、タイガースの代打層の薄さから、その打力がまだ必要じゃないかと思える。 百歩譲って、どうしても守備の不安を消したくて、小野寺に変えたなら、小野寺はそのまま5番においた方がいいんじゃないか? 岩崎を9番に入れておけば、最悪延長になった時の回跨ぎも可能。 大体、岩崎を使った後に、延長を任せられるピッチャーは残っていないのだから、最悪回跨ぎを考えなくてはいけない。 岩崎も登板間隔が空いているだけに、十分回跨ぎのスタミナはあるやろう。 結果論として、岩崎に出した代打の糸井が申告敬遠され、残した山本泰がサヨナラの四球を選んで勝利に結び付けたのだから、結果良しじゃないかと思うかもしれない。 そうしていたら、このチームの進歩はないと思うんだ。 得点力が低いチームであることは確かだ。 その中で、どう工夫して得点を挙げて、勝利に結びつけるか。 そのために何をしたらいいのか、どういう手が最善なのか、それを考えないと、チーム力は上がらない。 代打・糸井と山本泰のサヨナラが結果よかったとして、見過ごしていたら、このチームはダメだ。 勝利監督インタビューで矢野監督も、「問題はいっぱいあった。」と言っていたんで、ちゃんと反省するとは思うが、反省だけでなく次にどうするか、そこが問題なんだよなぁ。 ぐぁんばれ!タイガース |