2022.05.29 Sunday
2 −3 対千葉ロッテ またも、無死満塁、無得点で接戦を失う
勝負は、初回でついていた。
近本、中野の連打、大山四球で無死満塁。 マリーンズ先発のロメロは、アップアップの立ち上がり。 ここで1点を取れば、そのままダムが決壊するように、このピッチャーを沈められる。 そう言う場面。 だが、こう言う場面で、転んでいるロメロを助け起こして、膝の泥まで払ってやるのがタイガース。 案の定、佐藤輝が三振、原口がファールフライ、糸原がセンターフライで、見事な無得点だ。 佐藤輝が三振だけはいけない場面で三振。 極端な話、佐藤輝なら、当てれば外野まで飛んでいく、またはボテボテでも1点は入る。 一番いけないのは、三振と強いあたりで野手の正面をついて、ホームゲッツーを取られること。 これ以外なら何でも良い場面。 原口は、バッティング自体がおかしい。 見切り発車で1軍に登録されたのだろうが、全然原口らしいバッティングができていない。 これでは、代打起用の期間があまり無く、起用されていないのが良くわかる。 そうであれば、一度下に落として再調整させたほうがいい。 この場面む、佐藤輝が三振に取られて1死となった場面。 どうしても、得点が欲しく、ダブルプレーにだけはなってはいけない場面。 それが、初球を打って、サードのファールフライだ。 普通の原口であれば、もっとじっくり行って、外野フライを揚げられるボールを見極めていたはずだ。 この瞬間に、無得点が見えた。 糸原は初球を見逃し、2球目のボール目の球に手を出し、センターフライ。 できれば、追い込まれるまで粘って、相手がストライクを投げなくてはいけないシュチュエーションで勝負をかけるべき。 2球目のボール球が、いくら高めでも手を出すべきではなかった。 こう言うところが、ずーっと課題だったはず。 それは、いまだに解消されてはいない。 それは、一朝一夕に解消されるものではないかもしれないが、日頃の訓練がものを言う。 今シーズンでも、こう言う場面がいくつもあり、その度に同じ失敗で無得点を繰り返している。 その際に、ベンチは、どう言う考えで望むべきか、点を取るにはどう言う考え方でバッティングをしなくてはいけないのか、何度も何度も行ってきたのか? 打てなかったから、残念で済ましてはいていないか? 打てないで残念なら、7割から8割は残念な結果になるのは、野球の確率で証明されている。 それで済ませているうちは、決して上位にはいけないだろう。 まして、優勝なんて夢のまた夢。 胴上げの練習より、無死満塁での点の取り方の練習をしなくてはいけない。 今日の試合は、セリーグが全敗だ。 初回のチャンスを物にしていれば、タイガースのみが勝ちという理想的な展開になったはず。 交流戦の成績も4勝2敗で首位に並ぶチャンスであり、借金も「10」まで減り、一桁目前となり、勢いも出たはず。 それが、3勝3敗の5分で、借金も交流戦前と変わらず、7チームが5割で並ぶ第2集団に留まることになった。 来週は交流戦首位の西武と話題の新庄ファイターズが相手だ。 ホームの甲子園の試合だが、昨年から甲子園の交流戦で勝ち越しがない。 新庄ファイターズは、徐々に戦う形ができて来ており、スワローズと接戦を繰り広げ、讀賣にも勝ち越した。 今日左腕の根本が勝ち投手になり、タイガーっすにとって脅威になりつつある。 いつまでも、得点を取るべき時に取れないでいると、ビッグウェーブを起こすどころか、相手のウェーブに飲み込まれて、負のビッグウェーブになってしまうぞ。 ぐぁんばれ!タイガース |