2022.10.13 Thursday
3−5 対東京ヤクルト CSファイナル 第2戦 村上の凄さに王手をかけられる
藤浪のボールは、悪くなかった。
その外角のストレートを踏み込んで逆方向へ放り込む、村上の打撃が一枚上だった。 まるで、そこに来ることがわかっていたようなバッティングだった。 まぁ、村上にすれば、そこだけに絞っての決め打ちだったのかもしれない。 そこ以外に来れば、ゴメンなさい、そう言う割り切り方ができ、それを一発で仕留めることができる、それが村上の凄さだ。 佐藤輝も、そう言うとこを見習いたい。 そして、一発で仕留める技術を磨かんといかん。 藤浪にしては、あの一球に関して、コントロールが良過ぎた。 村上が狙っているところへ寸分狂わず投げ込んでしまった。 いつもの藤浪のように逆球だったり、ボール球であれば、結果が違っていたかもしれない。 2人の対戦が、一発か凡打かハッキリしているのは、そう言うせいなのかも。 村上の狙っているところへ、運悪く行ってしまえば一発。 そこから外れていれば打ち取れる。 村上も、藤浪のボールは、決め打ちする以外に、捉えられない、そう思っているから、そう言う勝負になるのだろう。 普通の打者は、藤浪の球を決め打ちすることができない。 それは、藤浪が荒れ球であるからだ。 藤浪の投球は、どこへ来るかわからない。 そういう意識に支配されている。 ところが、村上は、そうじゃ無い。 辛抱強く、自分が決めたコースにストレートが来る、そう信じて待っている。 そうでないと、藤浪のストレートは、打てないと思っているからだ。 それが、出来る村上の凄さなんだろう。 この一発で、流れは完全に、スワローズに傾いた。 序盤のチャンスを潰し続けたのもある。 ヒットはスワローズを上回るが得点が挙げられない。 まぁ、今年の攻撃の下手さが出た試合でもある。 スワローズへの流れを止めて、タイガースへ持って来るために必要であった、藤浪の快投は、村上の一発に砕かれた。 これで、スワローズが王手。 タイガースは、絶体絶命だ。 後は、青柳が意地を見せられるか? せめてスワローズに一太刀浴びせることから始めんと。 ぐぁんばれ!タイガース |