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3−1 対中日 地に足つけて、コツコツと
 このところの派手な打って勝つ野球とうって変わって、少ない得点で争う、対中日戦らしい試合だった。
 こう言う試合を、モノに出来るとチームの地力が上がる。
 こう言う試合を確実にモノに出来るようになることが、本当の強さになる。

 昨年までと、一番違っているのは、守りでは、確実にダブルプレーが取れるようになっている。
 打つ方といえば、無死、1死で3塁にランナーがいる時の得点を挙げる確率だ。
 昨年までは、こう言うチャンスをモノにできず、試合を落とすことが多々あった。
 今年は、そう言う時に、決してヒットだけでなく、地味に得点を挙げることができている。

 この試合も6回に、ヒットで出た佐藤輝が、2塁へスチール。
 島田の進塁打で、1死3塁になって、梅野が四球、木浪が犠牲フライで1点を取った。
 これも、1ヒットで1点を挙げる、効率の良さであり、好投を続ける西勇輝に勇気をもたらす3点目となったはず。

 先発の西は、久々に安定した投球。
 細川に1発を打たれ、1失点はしたものの、危なげないピッチング。 
 立ち上がりこそ、涌井との投げ合いで、内容的に押されている感はあったが、タイガース打線が地味に涌井を攻め、1点ずつ援護するなか、立場が逆転し、7回を100球、被安打5で投げ切った。
 
 こう言う試合を取れるのは大きい。
 いつもいつも打線が活発なわけではなく、僅差を争う試合も相当数ある。
 特に、投手力に強みがあり、基本貧打であるタイガースは、こう言う試合こそモノにしていかなくては、アレに近づかない。
 
 これで、6連勝で貯金が9になった。
 これからも、投手力を全面に押し立てた、こう言う試合が多くなるだろう。
 ただ、こう言う勝ち方こそが、タイガースの強さのバロメーターだし、こうして勝っていくことで本当のつよさになる。
 
 次は、伊藤将の先発だ。
 できるだけ長いイニングを投げ、中継ぎを休ませてくれるようなピッチングを期待したい。
 
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 22:54 | comments(0) | - |