2023.05.20 Saturday
1x−0 対広島 森下VS森下でサヨナラ打!
前日と打って変わって、投手戦。
安定の大竹とタイガースを得意にしている森下。 森下は、手術明けで復帰が遅れて、これが3戦目で、まだ勝ちがない。 得意のタイガース戦で、初勝利をというところだろうが、タイガースも広島から2勝している大竹が先発。 この2人のマッチアップは、お互い譲らず、大竹は、7回を99球で、被安打6で無失点。 勝ちを付けられなかったが、勝ち投手に相応しいピッチング内容だった。 対する森下は、8回を97球で被安打4で零封して、9回も続投した。 森下は、決して本調子ではなく、まだ復帰途上という形であるが、會澤のリードと相性の良さに引きずられての好投だ。 タイガースは、大竹の後、岩貞、岩崎と繋いで、カープを零封し、9回裏の攻撃に賭けた。 9回裏は、中野、ノイジーが簡単に打ち取られ、延長線も覚悟したところ、2死から大山が2ベースで出塁した。 昨日の試合から、大山の気迫が目立っている。 自身4番としての自覚、中心選手としてチームを引っ張る気概が出てきた。 これは、岡田監督が、大山を中心に据え、信頼して起用していることの効果なのかもしれない。 2死ながら、得点圏に進んだことにより、広島ベンチは、佐藤輝との勝負を避ける方法をとる。 一応ボール球で攻め、振ってくれれば儲け物というピッチングで、3ボールとなったところで申告敬遠。 森下との勝負に出た。 タイガースベンチは、サヨナラのランナーの大山に代走は送らなかった。 これは、延長を見据えてのものか。 はたまた、代走を出せば更に外野が前に出る、前に出てくるとゴロで抜けた場合、ランナーはサードで止まる、森下の後は坂本となる。 坂本になるとサヨナラの確率が低くなる。 それなら、大山に代走を出さず、外野を定位置に置いて、ゴロで抜けた場合に、大山が戻ってサヨナラにするという道を選んだのか。 果たして、森下VS森下の対決は、初球を打って、三遊間を抜けたヒットになった。 その打球で2塁の大山は、ホームに戻ってきて、サヨナラ勝ちとなる。 代走を出さずに、外野を定位置に置いたため、レフトの西川が前進して打球を処理してバックホームという流れに多少の時間を要した。 また、返球もピッチャーマウンド側に外れ、會澤がキャッチした時には、大山はホームベースを駆け抜けていた。 タイガースの森下は、オープン戦の成績から、ライト6番で開幕を迎え、定位置を得たかに思えたが、シーズンの序盤でプロの攻めにさらされ、2軍降格を味わった。 2軍で、今一度オープン戦の時のような打撃を取り戻すべく調整し、前の試合から再度1軍昇格となっている。 6番ライトのポジションが、タイガースの課題になっている中、森下の再昇格に対する期待は大きい。 この日の一打が、森下に自信をとりも出させ、オープン戦の時のような自信にあふれる打撃をしてくれると、タイガース打線が厚みを増す。 これから、交流戦もある。 交流戦では、DHもあるため、守れる森下をライトに定着させ、DHでミエセスを使うという幅も持たせることができる。 まぁ、相手が左ピッチャーなら、ミエセスのDHもいいかもしれんが、相手が右ピッチャーの時用に、2軍から前川を上げて使ってくれないだろうか。 体調的に守りが問題である前川ではあるが、こと打つ方に関しては、2軍で結果を出しているし、魅力が溢れている。 パリーグ側の主催試合の9試合でいいから、お試し起用しても面白い存在になる。 課題だった右バッターが多くなっている現在、左の前川を1枚入れておくのはメリットがあると思うのだが・・・・。 このサヨナラ勝ちで、前の敗戦を帳消しにはできた。 後は、次の才木が、才木らしいピッチングで勝つことだ。 そのポテンシャルは、抜群んものがある才木が、ここで自分を取り戻せば、タイガースの先発がまた厚みを増す。 中6日のローテで回ることが、TJ手術明けの才木にとって、少々疲れをもたらせていたのだろう。 昨秋のキャンプから、春のキャンプ、オープン戦と気を張って投げてきたのだから仕方がない。 この抹消期間でのリフレッシュが良い結果をもたらすことを期待する。 ぐぁんばれ!タイガース |