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8−5 対讀賣 大竹耕太郎の心配
 前半は、正にエース級の活躍。
 エース青柳が不調の中、エース級の安定度を持って、タイガースの先発陣を引っ張った。
 現役ドラフトで得た救世主。
 大竹耕太郎は、7勝1敗と言う成績で、オールスターに選ばれた。
 
 その後の後半戦最初の先発。
その大竹は、広島に勝って7勝目を挙げて以来、横浜に4失点、この日の讀賣に5失点とらしくない投球が続いている。
 この日も、5回まで2安打で零封し、勝ち投手の権利を得た後の6回に一挙5点を失い、降板した。
 球数も、5回を終えて、61球と、裕に7回くらいまで行ける状態であった。

 それが、6回に入ると、いきなり球の勢いが薄れたように見え、それ故に怖くて内角をつきづらくなると言う隙を、讀賣打線に捉えられた。
 この異変がこの試合に限ったことであれば良いのだが、前半にローテで回って来たことによる疲労が、この暑さで、一気に出て来ているとすれば心配だ。

 大竹は、2019年に17試合登板して5勝を挙げたのがキャリアハイだ。
 この時投げたイニングが106回。
 今季は、すでに14試合登板し、90イニングと2/3を投げている。
 それに連日のこの暑さだ、スタミナが切れて来てもしょうがない。
 まぁ、1年をローテで、回る難しさを感じ始めているころかもしれない。

 これは、村上にも言えることだが、これからが大変な時期だ。
 それでは、どうするか?
 中継ぎを厚くして、下柳のように、5回を目処に投げさすのも方法としてある。
 この試合も、5回までは、完璧だ。
 6回から継投には入り、桐敷に2イニングくらい任せられれば、大竹に勝ちを付けられた。
 一考の余地は、あると思うんだが・・・。

 試合は、大竹の失った5点を、奮起した打線が取り返し、更に3点を加えて、逆転勝ちとなった。
 まぁ、以前から言っている様に佐藤輝が打てば、打線が繋がり、活気付く。
 この日も2回のチャンス拡大のヒットが先制の3点に繋がり、7回の同点打は、その後の逆転に繋がった。

 ここに来て、佐藤輝が浮上気配であるのは大きい。
 タイガースの得点力を上げる一番の要素だからね。
 ノイジーにも当たりが出て、小幡もいい準備をしていて結果を出した。

 これを広島戦に繋げるためにも、次の戸郷をどう攻略するかで真価が問われる。
  
 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:11 | comments(0) | - |