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1−0 対横浜 ヤスの泰は、安泰の泰に
 これで完全に1軍定着かな。
 1点を争うタイトな戦い。しかも味方はチャンスは作るがなかなか得点に結びつかない、Pにしたらイラツクような展開。
 良く耐えた。
 そして、良く抑えたと思う。グッドジョブ!

 新人の年から期待され、ただ一人新人で1軍キャンプに抜擢されたのも、その非凡なるスライダーのキレだった。
 決め球がなく伸び悩む新人や若手Pが多い中、最初から決め球を持ってるヤスは、ある意味即戦力を約束されているかに見えた・・・、あの重大なる欠点に気づくまでは・・・・。

 そのスライダーの切れ味から、左のセットアッパーを期待されていたヤスは、中継ぎ起用されることが多かった。
 そこで、チャンスを物にしないと、ここは絶対抑えて認めてもらわないと、そう思う程ヤスは、ストライクが入らなかった。
 ノーコン、ノミの心臓、いつしかそんなレッテルが貼られるようになった。逆に、スライダーのキレは健在で、それ故尚、期待され続けることに成るのだが、チャンスを物にすることができなかった。

 大卒で、社会人を経てのプロ入りだけに、即戦力として物になりたい、与えられた育成期間は短いというプレッシャーもあったのだろう。
 それが、1球の失投も許されない中継ぎの場面でより大きな重圧となっていたのかも知れない。

 それが、2軍で先発起用されるようになると、例の欠点が影を潜めた。
 先発ゆえの、長いスパンでの結果が求められることで、9回を3点以内に抑えれば上等といった見られ方が、ヤスを重圧から開放したのかもしれない。
 こうして、先発投手として最後の居場所を求めたヤスは、去年1軍で先発し勝利を挙げた。
 今年のキャンプでは、ポスト井川の候補の1人であったも、注目度はさほど高くなかった気がした。
 逆にそれが幸いしたのかもしれない。
 1軍昇格後、例の結果を出せなかった中継ぎでも、負け試合の中とはいえ好投を続け、無失点を続けた。
 そして、掴んだ先発のチャンスが今日だった。

 多分今日の好投で、1軍ローテに割って入ってくるべきところなんだけ・・・・。。
 残念なのは、交流戦に入って、2連戦が続くため先発の頭数を減らすかも知れないということだ。再び、中継ぎ起用って言うことも考えられる。
 ジャン・福原・ボギー・下柳・杉山と5枚あれば回っていってしまう。
 しかし、左の先発という利点は大いに魅力だ。どうか、ローテに安泰の印を打って欲しいんだけどねぇ。
 ここまで辛抱してきたんだ、もう少しチャンスを待ってみよう。
 きっと、いい結果が待ってるはずさ。がんばれ!

 これで、横浜とは互角になった。
 交流戦後、借りをかえさなけりゃいけないのは、広島と読売だな。
 その為に、これからの交流戦をなんとかいい成績で乗り切ってくれ。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | - | 22:40 | comments(0) | trackbacks(4) |