2008.07.02 Wednesday
4x−3 対中日 葛城 格好良すぎ〜!
テレビの前で、寅吉は次の回、つまり延長突入の場合の投手リレーを考えていた。
妻からは、「何考えてるの!この回で決まるんだから」「葛城君がきっと打つんだから」と檄を飛ばされた。 寅吉のように古くからのタイガースファンには、いつもネガティブ思考が根付いていて、最悪、最悪の場合を考える。 林が相手のエラーで出塁した時、鳥谷への作戦は? きっと送れば、代打・桧山で敬遠される。 1死1,2塁でのバルディリスに代打を送る。きっと葛城であることは想像できる。 こういう場面では、最低でも進塁打をという考えが頭にあり、バッティングを小さくさせることがある。それが最悪のゲッツーという事態を招くことは多々あることなんだ。 だから、この場面でトリが送りバントを失敗したことは、結果吉と出ることになる。 Dは1死1塁で、代打・桧山との勝負を余儀なくされた。 これも完全に捕らえた桧山の打球が甲子園の広さと浜風に戻されライトフライとなる。(完璧に捕らえた当たりだけどねぇ、甲子園はでっかいねぇ。) そこで、代打・葛城だ。 この場面では進塁打などという小さな打撃を考えないでいい。自分本来の打撃で決めに行くことだけをかんがえればいい、そういうシュチュエーションに葛城を置くことができた。 これは、今年バッティングに著しい進化(打撃の形みたいなものを掴んだんじゃないかと思う。)を見せた葛城にとっては願ってもない状態だった。 そんな中、寅吉は「球児の後のPは、多分渡辺だけど、連投だし、どうなるか・・」などという心配をしていた。 Dは高橋、岩瀬と左を残しているし、どうしても延長は不利に思えた。 そんなネガティブ思考を打ち破って、葛城の打球はライトの頭を越えた。 2−3からスタートを切っていたトリが長躯本塁に戻ってきて、タイガースのサヨナラ勝ちが決まった。 試合後の談話でも、岡田監督はトリに送らせれば桧山は歩かされることがわっかていたという。「でも葛城もいるから」と葛城への信頼度の高さを謳っていた。 まして、岩瀬がで出てきたら左は使えないからとこの回に葛城で勝負の姿勢を決めていたってことなんだなぁ。 結局、Dには肝でエラーが出て、タイガースは8回の立浪の打球を抑えたセッキーのプレーなど、守り勝った試合であるともいえる。 最後は先に勝負を賭け、球児を使い、左の代打の切り札2人を惜しむことなくつぎ込んだ積極策が功を奏したわけだ。 だけど、やっぱりそれに応えた、葛城が一番凄いよ。 葛城、格好良過ぎだ。グレート・ジョブ。 ぐぁんばれ!タイガース |