2011.08.06 Saturday
6−1 対東京ヤクルト メッセ、完封を逃す
常々、「長い回を投げたい。」と言っていたメッセンジャー。
同僚のスタンリッジが完投、完封を繰り返し、月間MVPを連続して獲得するのを横目で眺め、勝ち星では争うも、貢献度での差を埋めようと一所懸命だったんだろう。 前回、7回を投げきると今日は、完封ペースで進んだ。 9回に残念ながら1失点で完封こそ逃すが、見事来日初完投勝利を挙げた。 思えば、このメッセンジャーの2年目の契約更新にも賛否両論渦巻いたっけ。 外国人枠の都合で、メッセかジェンの2人の内、一人はファームで過ごす事が強要される。 昨年、鳴り物入り(城島の太鼓判)で入団したメッセは、中継ぎの柱として、左右の違いはあれど、ジェフの穴埋めを期待された。 それが、当初の中継ぎという場では結果がでず、先発へとの変更を余儀なくされた。 スピードはあるものの、コントロールに欠けるピッチングは、中継ぎではカウントを取りに行くボールが、棒球となり痛打をくらう。 とてもじゃないが、ここ一番の中継ぎを任されるピッチング内容じゃなかった。 結局、シーズン途中で先発転向したメッセンジャーは、5勝を挙げたが、6敗を喫し、防御率も5点近かった。 これは、80球位を境に、ガックっと球威が落ちるため、試合中盤で崩れる事が多く、降板する事が多くなり、その失点が防御率換算された結果であった。 かくいう寅吉も、4人目の外国人枠は。成長の見込めるジェンでいいのではなかとも思っていた。 しかし、メッセかジェンでどちらかが出てきてくれればという二股か、両抑えの部分もあったかと思うが、メッセに2年目のチャンスを与えた。 今季はキャンプから、先発として使われる事を前提に調整する事になる。 逆にジェンは、中継ぎで使われる事を前提に調整する事になり、持ち場が逆転する事になる。 この最初から先発でという調整が功を奏したか、メッセはジェンとの競争に勝ち、順調にローテをこなすようになり、勝ち星を挙げてきた。 ただし、相変わらず80〜100球での球威に限界があり、6回の失点が多く、どうしても7回からは救援を仰ぐという結果にはなっていた。 勝ち星も挙げているので、結果的には良しとするべき成績なのだが、本人はそうしても「もっと、長いイニングを任されるようになりたい。」という希望を失っていなかった。 これは、外国人選手には珍しい向上心があるってことだわ。 このお陰で、見事、スタンリッジ、メッセンジャーをタイガース投手陣に欠かせに先発のローテの柱になった。 加えて、メッセンジャーがスワローズへ好相性である事が大きい。 この8月同じ日程で、3連戦を3度戦う。 つまり、メッセンジャーはスワローズ戦に3回投げることになりる。 今日の勝ちを自信に、是非燕追撃の先方となって、がんばって欲しいもんだ。 ぐぁんばれ!タイガース |