2011.08.14 Sunday
8−7 対東京ヤクルト M.I(ミッション・インポッシブル)
いくら大量点のリードがあっても、球児を使わずに逃げ切る事は、今のベンチでは不可能に近い。
大体4〜5点差のある9回に投げさせられるPを作ってこなかったからこうなる。 そりゃ、柴田の落球は言語道断だが、以前にそういう状況を作ってしまった方に問題ありや。 本来、そこの役割は渡辺なんだろうけど、今日は岩田が予想外のバテ方で、5回で継投に入らなくてはならなかった。 点差は3点、8、9回はコバヒロ、球児で行く事は決定事項。 7回は復帰した榎田と考える。榎田の復帰戦を考えると。できれば7回迄に1、2点の追加点が欲しいが、ここは榎田が戻っている事を期待。 さて、問題は6回だ。 消去法で渡辺が残る。 小嶋は昨日2イニングで痛手を喰らっている、西村も3イニング、ベテラン福原も連投になると不安だ。結局、連投にも耐えられ、経験もある渡辺に落ち着く。 今日の勝っている試合と、昨日の負けている試合で、登板が考えられるPのメンツが全く一緒というのも何だかなんだがなぁ・・・・。 その渡辺がバレンティンに特大の一発を喰らって、2点差に迫られるが、榎田が復帰戦を飾り、勝ち試合の方程式に入る事ができた。 流れは、コバヒロを経て球児でこの3連戦を勝ち越す、こういう絵が描かれていた。 これを狂わしたのが、9回の大量点。 打者一巡で5得点を挙げ、8対1と7点差をつけた。 ここで、タイガースベンチは無い頭で考えた。 「セーブもつかないし、球児を投げさせるまでもないやろ。」 球児は、この回迄、当然最後は自分だと思い、準備していた。 しかし、この回の途中で準備を命じられたのは福原だった。 さっきは、ベテランの連投に危惧を感じて6回の登板の候補から外した、福原が9回の7点差の場面なら、連投でも大丈夫じゃないだろうかという希望的観測で9回のマウンドに押し上げられた。 果たして、この回の登板の福原の心境はどうだったのだろう? 首位との直接対戦の勝ち越しを決める9回だからこそ、準備をしてきた球児の心境はどうだったのだろう。 そういう試合だからこそ、点差に関係なく球児で締めて、スワローズに苦手意識を植え付けるという考えはなかったのか? 結局、付け刃的に考えた、ベンチの戦略は例によって裏目に出る。 福原の不調、柴田のエラー、新井のエラーなどで7点を奪われ、あわや引き分けに持ち込まれそうな場面迄作ってしまった。 球児も柴田へのフライで終わったと思ったものを再度、気を入れ直すという難しい作業を強いられながら、よく抑えた。 まぁ、今日の試合は結果勝ってよかったという試合。 内容なんてなんにもない。 守り勝つ野球などは、口先だけだという事をさらけ出した守備の甘さ。 そういう指導、キャンプを送らせたベンチの無能さ。 それが露になっただけだ。 ぐぁんばれ!タイガース |