2012.05.27 Sunday
3x−2 対埼玉西武 「1点しか取りに行かない野球」を卒業せよ!
昨日も書いたのだが、どうも得点の取り方が狭い。
さして確率が高くない方法で、無理矢理取ろうとするもんだから、選手は萎縮する。 そんな繰り返しがまだ、続いている。 やっと、得点が上げられて勝っているから見逃されがちだが、本来もっと点を取れなくてはいけないのじゃないか、という視点でみれば、不安がつきない。 5回裏、ブラゼルが無死からヒットで出塁。 1点ビハインドで、タイガースが取った作戦は、次打者の藤井に送りバントだ。 ここで考えてみて、走者ブラゼルには、まだ代走を使えない。まぁ、ほんとうにここを勝負とするなら、代走という手もありだろう。(まぁ、そうすれば次打席での同点HRは無かったんだが・・・・) 例え、藤井のバントで2塁に送れても、次のP能見の打順では、ヒットは期待薄だ。(前回打っているから、可能性は0ではないいんだけど、それでも限りなく低いわな。) その次の平野の打席で、例えヒットが打てても、ブラゼルがセカンドから戻ってくる確率は低い。まぁ、平野が長打を打てば別だが、これも確率は低いと言わざる得ない。 結局ブラゼルを得点圏に送っても、その次の課題が山積で、1点を取るのは限りなく厳しい。 ブラゼルに代走を出してでも勝負を賭けるのなら、別なんだがねぇ。 それならは、藤井に打たせる。 打って、無死1、2塁になれば、能見にバント。 まぁ、藤井が凡打に終わっても、能見でバントという手の方が理にかなう。 最悪藤井がゲッツーで、能見で攻撃が終わっても、次の回は1番からの好打順。 こう考えた方が、はるかに得点の可能性が高いと思うんだけど。 もっとも、サードへブラゼルを送るバントが難しいと思うがなぁ。 結局、藤井の走塁妨害でこの回が無得点に終わり、同点は、次のブラゼルの打席に持ち越された。 そして、同じように1死満塁の8回のチャンスでは、新井に思い切り打たせてゲッツー。 こここそ、1点を取りに行く野球を見せる場面。 新井に、外野フライかゲッツー崩れになるような打球を期待していたのだが、「思い切って振って」ゲッツーと、アップアップのゴンザレスを助ける結果。 なんか、考え方が逆だなぁという気がする。 最終回でセッキーが頭脳的な押し出しの死球で事無きを得たが、こういう冷静な打席が新井にも必要やなぁ。 せっかく、マートン、ブラゼルに当たりが出て来たのだかあら、あんまり得点の入り口を狭くする事はないいんじゃないか。 もう、「1点しか取りに行かない野球」は、卒業してもいいころだと思うぞ。 ぐぁんばれ!タイガース |