2020.10.06 Tuesday
4−4 対広島 弱いもの同士の泥試合
この試合を見れば、広島が最下位争いをしてるチームであり、タイガースが首位に13ゲームも離されているチームだってことがよくわかる。
広島もスタメンに聞いたことがない名前が並武。 タイガースの先発が青柳であることを考えて左を並べたオーダーであると言うことを割り引いても、タイトルの可能性のある誠也を3番に繰り上げるなど、完全に消化試合モード。 タイガースも、小幡を1番に抜擢し、梅野を休ませるなど、徐々に来季を見据えての消化試合モードに舵を切ってきた様なオーダーだ。 まぁ、不調の両外人をスタメンに復活させたのは、どっちつかずの迷いを感じさせるけど。 試合は、どちらも先発はよく投げた。 その投手戦の足を引っ張るミスが出たのは、タイガースが先。 四球の田中広輔を置いて、鈴木誠也のピッチャーがえしを青柳が体に当て、外野へと転がる間に、あろうことか1塁の田中広輔が一気にホームインと言う、あり得ん処理で先制点を与えた。 ライトの糸井のチャージが遅いのも合ったし、バックホームの送球もどこに、何を狙って投げたのかもよくわからん早急で、安易点を与える。 しかし、この得点を広島もまたミスで返してくれる。 小幡の内野安打から、北條のバントで送られ、近本の1塁ゴロを松山がエラーで、小幡がホームイン。 こう言うチームじゃなかったよなぁ、強かった頃のカープは・・・・。 今や、最下位争いに相応しいと言うべき、脆さがある。 青柳も好投報われず、6回を1失点で降板。 繋いだ桑原が打たれ2失点。 それを返してくれたのも、8回を塹江出なくケムナに任せた広島ベンチ。 塹江も登板が続く中で疲労の蓄積もあり、以前のピッチングができないと言う判断で、ケムナに託したのであろうが、こう言う場面の登板が初となるケムナには二が重かったのか、四球を連発し、2死満塁のピンチを招く。 ここで代打の原口が放ったサードライナーは、サードの三好が取り損なう起動を描いたらしく、同点のタイムリーになった。 この三好の取り方もおかしかった。 空中でイレギュラーしたのか? 結局、延長に入り、休ませるはずの塹江を投げさざる得なくなった広島。 塹江は、大山とまともに勝負できるわけがなく四球で歩かせる。 大山に代走で、植田。 その植田を坂倉のパスボールでセカンドにやってしまう。 島田は、3ボールノーストライクから、送りバントで植田を3塁へ送る。 ここももう少し待っても良かったんじゃないか? アウトが取れずに汲々としている塹江に黙ってアウトを与えたのはどうなのであろう?しかも3ボールから・・・・・。 その後の熊谷がタイムリーを放ち、1点をとった。(て言うか、広島がくれた。) その次の中谷が、気の無いスィングでファーストファールフライに倒れ、代打長坂が三振で、1点止まり。 中谷は、あの場面で何をしようとしていたのか、何を狙っていたのが、意図が全然見えない。 こう言う打撃をしていては、もうチャンスはもらえん様になる。 結局この中谷が、その裏、代打長野のセカンドゴロの北條からの送球を取り損ねて生かしたところから、同点に追いつかれることになる。 確かに北條の送球もシュートバウンドで、取りにくいかもしれない。 中谷の本職は外野で、ファーストの守備練習をどれだけしていたかは不明だ。(キャンプでは、ファーストに入ることもあったが、細かいプレーまではしてなかった様に見える。) 記録は内野安打だが、タイガースの守備のミスであることは間違いない。 次に、坂倉のライト前の処理を島田が焦り、3塁、2塁にランナーを進めてしまったこと。 上本が3塁へ行くのは仕方がないが、坂倉までセカンドにやったのは、大きな失敗。 足の早くない坂倉を1塁へ留めおけば、次でダブルプレーも狙える。 次の代打會澤に打たれたかも知れんが、1塁が開いたおかげで満塁策を取らざる得なくなった。 次の堂林の叩きつけたショートゴロで、1点を失うことになるのだが、ここは前進守備出会ったため、ワンバンドの打球が、ショートの頭を越さないで良かった。 小幡が長身を生かして、これを抑え、セカンドでフォースアウトをとったのが大きい。 これで、同点止まり、引き分けを産んだといて良い。 結局、ミスでもらった点をミスで返すと言う、弱いもの同士の乳繰り合いの様な試合。 その中で、小幡のスィングの力強さが出てきており、守備にも落ち着きが出てきたことが、一筋の光明。 他は、何一つ見るべきものがない泥試合。 長時間見ているのも苦痛となる試合であった。残念。 ぐぁんばれ!タイガース |