2021.09.25 Saturday
3−0 対讀賣 遥人が救世主、プロ初完封で分かれ目の一戦を試合を制す
しかし、この一戦で、プロ入り初完封を成し遂げるとわ。
この遥人のピッチングでタイガースは、救われた。 ヤクルトに抜かれ、中日戦と昨日ん試合と勝ちきれず、引き分けが続いたあとの一戦。 相手は、前回やられている菅野。 ここで負ければ、タイガースがズルズル後退しかねない、分かれ目の一戦を託された遥人。 そのピンチを、完封という最高の結果で応えたピッチングが素晴らしかった。 特に8回の表。 1死で、打順が回って来た。 代打で、岩崎への継投に入ることを恐れていた部分はあったが、そのまま遥人が打席に入った。 まぁ、ここまで完璧に讀賣打線を封じている遥人は、球数も80球だし、代えては、讀賣打線を喜ばすだけなので、続投の判断は正しかったと思う。 しかし、ここは当然、打席の遥人には「振るな」の指示が出ているかと思った。 ここで無理して当てに行って、手が痺れましたでは次の回のピッチングに影響しかねない。 4球目を空振り、5球目をファールにしたときは、「おい、おい、振るなよ。大人しくしよけよ。」とテレビに向かって言っていた。 それが、6球目をヒットにしたからたまげた。 それより、打った後、手が痺れたような仕草をしたのが気になっていた。 それが、近本の2ベースを呼んで、中野の2点タイムリーにつながり、8回で3点のリードを得たから驚いた。 ただ、セオリーから言えば、あそこで遥人に打たすことはなく、立っているだけにするのが普通なんだろう。 そうして、遥人の初完封がかかった9回の裏。 先頭の松原の大きなバウンドのセカンドゴロは、木浪が取りきれず内野安打にした。 その次の坂本のサードへの当たりも、小幡が弾いて、バックアップの中野からの送球が間に合わず、連続の内野安打になる。 ここにもタイガースの守備の弱さがある。 讀賣の内野で吉川、坂本が、尽く内野安打の可能性のある当たりをアウトにしていたのと対照的でもある。 大体守備位置がおかしい。 セカンド木浪でサード小幡って、逆なんじゃないの? 小幡は、2軍でもショートかセカンドが主だし、1軍に入ってもショートかセカンドの起用が続いていた。 サードを経験させて来たのは、ここ最近の試合からだ。 木浪も突然セカンドの起用が増えて来たが、それまではショート、時々サードだった。 こういうやっつけ仕事の守備は破綻しやすい。 あの中野だって、キャンプやオープン戦、シーズンお最初までセカンドの練習、起用ばかりだった。 つまり、糸原の控えとしてのポジションを与えられていた。 それが、シーズンに入ってスタメンを勝ち取るような打撃を見せてくると、好調の糸原に代える訳にいかず、不調であった木浪の代わりのショートのポジションを与えられた。 結局ショートの練習を本格化されたのは、シーズンに入ってからだ。 それでエラーが多いとか言われちゃ困るわな。 今日の9回だって、木浪と小幡のポジションが逆なら、ピンチは招かなかったし、もっと少ない球数で遥人は完封していたかもしれない。 やはり、守備はちゃんと準備があってこそ、向上するもんだ。 この終盤でタイガースの守備の問題が浮き彫りになった。 それは、去年も一昨年も言われていたことだが、今年のように優勝争いをしていたわけではないので、貧打の問題に隠れていたと言っていい。 今年は、その問題をより強く感じる。 今年の結果がどちらに転んでも、この課題を克服して行かないと、タイガースの明日はない。 来季は、ちゃんとした準備をしないといけないと覚悟すべし。 さぁ、窮地は、遥人に救われた。 遥人が誠の救世主となるかは、明日の試合の結果次第だろう。 ガンケルが、前回の失敗(バックに足を引っ張られたこともあったが・・・・。)を克服して好投してくれることを願う。 ただいつも期待は裏切られるのがタイガーススタイルだから、期待はしないで応援しようっと。 ぐぁんばれ!タイガース |