2021.09.18 Saturday
1−0 対中日 ハルが来た?
対大野の中日戦。
こういう勝ち方しかないという勝ち方。 大野と投げ合うピッチャーが相手を封じ込む。 少ないチャンス、ワンチャンスを生かして得点を挙げるか、一発に期待する。 その少ない得点を、ピッチャが必死に守り抜く。 そういう勝ち方しか、想像できなかった試合だが、それを遥人と糸原が成し遂げた。 今週に臨むにあたって、週末の中日戦が、大野、柳のローテで、最後の讀賣戦が菅野。 かなり厳しい週末になると予想され、その前のスワローズ戦を確実に勝っておきたいと思っていたが、結果1敗1分という最悪の結果になった。 そこで台風の影響で昨日の試合が流れて、大野がスライド。 柳との対戦は無くなったものの、中日と大野の1試合だけというのは、また厳しい。 かと言って、簡単に負けるわけもいかず、大野と投げ合うピッチャーの出来が大きく試合を左右することになった。 ドラゴンズは、大野の先発をスライドしたが、タイガースは、昨日の先発予定の秋山はスライドせず、高橋遥人にこの試合の先発を任せた。 遥人は、復帰戦となる前回のスワローズ戦で初回に味方に足を引っ張られる場面もあったとはいえ、初回で5失点して試合を壊してしまった。 それ以来、の先発。 まぁ、ここで先発させるということは、来週末の東京ドームの読売戦にも行くということなんで、遥人本来のピッチングに期待しての起用だったのだろう。 その遥人は、期待通りのピッチングを見せた。 7回を投げ切り、ヒット2本で10奪三振、無失点で投げ切った。 今日は、初回の立ち上がりに京田を1球でショートゴロに打ち取った。 これが大きかった。 前回のスワローズ戦は、初回に打ち取ったかと思った塩見を内野安打にしてから、狂い始めている。 久々のピッチャーが最初のアウトを取ることの難しさ、立ち上がりの最初のアウトが、いかにピッチャーを落ちすかすかと言うことがわかる。 その立ち上がりを最高の形で乗り切った遥人は、大野に負けない内容でドラゴンズ打線を抑え込んでいった。 対する打撃陣は、4回の1死1、3塁の絶好の場面で、大山がファールフライ、ロハスがセカンドフライでチャンスを潰すと言う相変わらずの拙攻で無得点。 こう言う試合で、チャンスを逃すと、逆に相手に付け入られるのだが、遥人のピッチングはそれを許さなかったほどの出来であった。 しかし、あの場面で大山が外野フライ人ひとつ上げられないのが情けない。 まずは、1点を取りに行くためのバッティングを考えて打席に入っていたのだろうか? しかし、遥人が相手に付け入る隙を与えないピッチングを続ける中、6回にチャンスが来た。 近本が無死からヒットで出塁すると、このところバントが見違える様に上手くなった中のが送って、1死2塁。 ここでこの日大野から2安打している糸原が、この打席も1塁線を抜く2ベースで、貴重な1点を挙げることができた。 糸原は、大野に合っていることもあり、上手く打ちに来たストレートを引っ張り込んで返した。 ストレートを内角に力で抑えようとしてくる大野のピッチングをよく読んだ打撃だった。 しかし、その後のマルテ、大山が続けて凡退し」、1死2塁のチャンスは、追加点にならず、文字通り虎の子の1点となってしまった。 まぁ、大野が代った後、福から掴んだチャンスも、大山が代った田島にファーストゴロに討ち取られ、無得点だったからなぁ。 結果、岩崎、スアレスと繋いで、その虎の子を守り切ったタイガースが完封リレーで勝利した。 最後のスアレスがイマイチの様に見えたのが不安ではあるが、この難敵大野の中日戦に勝利したのは大きい。 これで、今日のスワローズ、讀賣戦の負けた方とは、ゲーム差が広がる。 勝った方とは、現状維持。 これからもタイガースの負けられない戦いは続く。 まずは、明日の讀賣戦。 これも菅野相手だけに、ガンケルが遥人の様なピッチングをしてくれることを祈っている。 それでこそ、本当にハルがくることになるのだから。 ぐぁんばれ!タイガース |