2024.08.02 Friday
4−2 対横浜DeNA 連敗中のチームは、嫌なもんだ
タイガースのロードの初戦は、ハマスタでベイスターズとの対戦。
タイガースは、讀賣を3タテして、7連勝でロードへ出るという、いい形でこの試合を迎えた。 対する横浜は、讀賣、広島に、連続して3タテを喰らって、目下8連敗中という。 混戦のセリーグの順位争いで、ちょっと引き離せられる状態になってきた。 こういう時嫌なのは、連敗を止めようと、必死に向かってこられること。 そろそろ連敗も止まるだろうという、勝ちごろに入ってしまうこと。 横浜にしても、ここで踏ん張って、上位争いに食らいついて行くか、このままズルズルとBクラスへと甘んじるか、分かれ道でもある。 そういう時に、思わぬ力を発揮することもよくある話だ。 しかも、先発は、マイケルじゃないジャクソン。 このピッチャーに、タイガースはよく抑えられており、打ち込んだところは見たことがない。 そのジャクソンは、初回から、強気のピッチングで、タイガース打線を抑えた。 対照的だったのは、村上のピッチング。 逃げのピッチングで、コーナーを狙いすぎるあまり、際どいところの判定で、球数が増える。 先制を許した、2回のピッチングは、その典型。 オースティンを警戒するあまり、歩かせ、佐野を打ち取るも、京田も四球、戸柱には、内角の厳しいところを突こうとして、死球を与え、満塁のピンチ。 林に追い込んでおきながら、満塁のため、フォークをボールまで落とせず、外野の深いところまで運ばれて、犠牲フライとされた。 この対照的で、ジャクソン有利と見えた立ち上がりではあったが、1点のリードをもらうとジャクソンも少し慎重さが出るようになる。 4回には、前川にあわや逆転かという当たりを許すが、桑原の好プレーに救われた。 そういうピンチもあり、ジャクソンの球数が嵩んでくる。 対する村上は、先取点を許した開き直りか、強気の攻めを思い出したのか、3回以降球数も少なく、横浜打線を封じ込んできた。 それ実を結んだ、6回の攻撃。 球数が80球を超えてのピッチングになり、先頭の近本に死球を与える。 この日、ジャクソンに全然合っていなかった近本を、無死からランナーに出したことは、ジャクソンの大きな痛手となる。 中野が送って、絶好調の森下が同点のタイムリー。 ジャクソンの100球目を捉えた佐藤輝がフェン直のヒットで、1、3塁とすると、大山がタイムリーで逆転。 ここで京山に交代。 前川が倒れるも、木浪が四球を選んで、坂本が2点タイムリーで、この回4点で、一気に逆転。 このところの打線の繋がりの良さを、ここでも見せつけた。 ジャクソンの投球が100球を越えるこの回にチャンスがあると思っていたが、見事そのチャンスをものにした。 これで村上は完投ペースと思われたが、そこは連敗を止めるのに必死の横浜だ。 8回に先頭の林がヒットで出ると、代打渡会、山本、宮崎とつぎ込んで1点を返した。 渡会は木浪の好プレーでセカンドでアウトにしたが、山本に打たれたのが痛かった。 山本は、ここまで村上に4の4で10割の打率を誇る、村上キラー。 これで5の5だから、相性なのかもしれんなぁ。 その山本がスタメンでなく、戸柱だったのは、村上にとって救いだったかも。 しかし、宮崎のヒットで2点差に迫られたことで、牧に対して石井大智を投入せざる得なかった。 石井大智が、牧を打ち取るが、オースティンを歩かせて、満塁となると、今度は佐野に対して桐敷を投入。 桐敷が佐野を打ち取り、なんとか2点さで9回の岩崎へ繋ぐことができた。 9回は岩崎がキッチリ締めて、なんとか逃げ切った。 ただ、最後の岩崎のピッチングが、不安を残すもので合ったのが気がかり。 京田に全球スライダー、蝦名に、ストレートが1球のみ、林もチェンジアップで討ち取ったが、結局ストレートは1球しか投げていない。 次のピッチングへの布石か、相手のバッティングデータを見てのものか、わからんが、持ち味のストレートの自信を失っているのであれば問題だ。 岩崎の持ち味は、球速以上に伸びがあり、打ちずらいストレートなんだから、それを投げられないとすれば、変化球を狙い撃ちされかねない。 夏場の疲労かもしれないが、もう一度ストレートを取り戻してもらいたい。 まぁ、危ないところはあったが、石井大智、桐敷とスペードのエースを2枚もている強みで、勝ち切った試合。 横浜も連敗阻止に必死であるが、この日はタイガースの好調さが勝った感じだ。 このまま、好調さを維持して、横浜との試合を乗り切りたい。 まずは、大竹が横浜を起こさないよう、キッチリ抑えて、打線が好調さのまま援護をしてやることだ。 ぐぁんばれ!タイガース |