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1−4 対読売 4番の差、選手層の差、野球の差
 またも読売に連敗や。
 開幕戦といい、昨日の試合といい、一歩間違えば逆の展開になり、今の位置も逆になっていたんじゃないかと思う内容の試合であるが、そこで間違わないのが読売で間違うのが阪神。
 
 その差は、何かと尋ねられれば、一重に4番の差。
 藤浪の球を1球で仕留められる岡本と、大竹の甘い球を打ち損じる大山。
 ここまで大山はよくやっているように見えるが、岡本と比べると大きく見劣りしてしまう。
 大山が、あの場面でしっかり仕留めることができるようにならないと読売との差は縮まらない。
 
 そうして、選手層。
 糸原がいなくなると、打線に穴が空き、守屋、エドワース、岩崎を欠くと中継ぎに大きな不安が残るタイガース。
 レギュラー捕手の小林を欠いて、坂本、丸、岡本の中軸以外は、ファームと見紛うメンバーなのに、日替わりで起用された選手が結果を残す読売。
 あの開幕戦に貴重なツーランを放った吉川もレギュラーとして起用されるわけじゃない。6本もホームラン打っているのに。
 北村、若林などの新戦力が現れ、亀井や炭谷というベテランと上手く交わって、機能させている。
 各球団が抑えに苦労する中、読売も両外人投手がダメでも、中川が当てはまってきている。
 
 それも、あの開幕戦の勝利から、タイガースを3タテして勢いに乗ったせいもある。
 それ故、新戦力を試しながら使う余裕が生まれているのも確かだろう。
 あの試合を落としていれば、その後の勢いはなく、今ほど余裕のある戦いもできないはずだ。

 ただ、一番大きな差が野球そのものである。
 読売はボール球をあまり振らない。
 タイガースは、ボール球に手を出す。
 読売の守備は、上手くはないが、ミスが少ない。
 タイガースの守備は、エラーがダントツで多い。
 それは、そのまま練習量や練習の質の問題。
 キャンプの時から、どういう課題を持って、どういう選手になろうとして練習しているのか。
 それが大きく問われている。
 この差は、簡単には縮まらない。
 シーズン中を含めて、来春のキャンプも含めて、きちんと植えつけていく必要がある。

 江越は、あまりボールを追いかけなくなっている。
 もっと打席を与えて欲しい。
 植田は、出塁するために自分はどうしたら良いか、それだけを考えろ。
 アウトにならない選手を目指すには、どうしたら良いか、今与えられているチャンスの中で実践していかなくてはいけない。
 高山も、ヒットがないのを焦るのでなく、自分の打撃を思い出し、早く1軍に戻って、糸井を休ませるくらいにして欲しい。
 藤浪、青柳は、ショートスローの徹底練習。
 バント処理が不安では、ピッチングできんやろう。
 北條、木浪は、守りをちゃんとせんと、小幡や遠藤にすぐに抜かれることを思え。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 21:14 | comments(0) | - |