2022.08.18 Thursday
10−2 対東京ヤクルト 遅すぎた連敗脱出
今更感はあるんだが、やっと連敗を脱出できた。
開幕直後の9連敗の一歩手前、8連敗で終止符。 まぁ、よく負けたね。 結局、コロナ離脱の中野が戻ってきたことで、連敗を脱出するということになった。 中野の離脱から始まった連敗は、中野の復帰で終わったって、残ったメンバーは何をしていたんだってことだわな。 なんせ、この間の先発ピッチャーが気の毒でならんわ。 青柳も伊藤将も、2勝損してるやろ。反対に、負けもついとるし。 本当は、この3連戦は、スワローズとの天王山の予定。 コロナ離脱がなければ、先のベイとの3連戦を逆の結果で終えて、スワローズに5ゲーム差ぐらいで迫って迎えるはずだった。 そして、この3連戦で一気に差を縮めて、9勝決戦へ持ち込む、そういう予定だった。 それが、コロナ離脱で、ベイに3連敗を喫して、ベイとの立場が入れ替わった。 ベイは、スワローズに6ゲーム差まで迫っている。 しかも、ベイとスワローズの負け数の差が3しかない。 月末の直接対戦の結果いかんで、ベイは9月決戦に持ち込むことができる。 今、スワローズを捉える可能性がある唯一のチームになった。 本当は、そこにタイガースが来るはずだったのに・・・・。 この試合は、ロハスJr.が効果的な先制スリーランを放ち、原口も久々の一発を放つという、代役の活躍があった。 特にロハスJr.は、抹消され、契約も今季までかと言われた状態から、大山の離脱により復活。 その後、急に打ち出すという、残留アピールかのような活躍ぶりが続く。 最初の広島戦で、2ホーマーを放った時から、スイングが違ってきた。 吹っ切れたのか、思い切ったスイングをするようになり、確実にスイングスピードが上がってきた。 大山の代役をこなす可能性が見えていたのを、次の横浜戦で、ロハスJr.をスタメンから外してしまった。 相手の左ピッチャー攻勢から、右打席のロハスJr.のバッティングを過小評価したのだろうが、今のロハスJr.は左右関係なく怖い存在になっている。 ここでロハスJr.を外してしまったのが、この連敗を長引かせた要因の一つ。 もう一つは、中野、近本というセンターラインのレギュラーを欠いた後の守備の乱れ。 あっという間にセリーグワーストに躍り出てしまった。 慣れない守備をあっちこっちさせられて、そんだけの準備をしてきているわけでもなく、やっつけ仕事ではボロが出るのも当然。 折角のピッチャーの好投の足を引っ張りまくった。 そうして3つ目が、岩崎の調子を見誤った。 折角、ケラーが抑えを担える状態になっているのだから、岩崎をセットアッパーへ移行すべきなのを、これまでの貢献を考え、踏み切れなかった。 まぁ、矢野監督の甘さでもある。 ここまでの岩崎のピッチングを見ていて、岩崎のスットッパーとしての危険度はわかっていたはず。 ケラーと天秤にかけて、ケラー傾いているものを、これまで無理してストッパーをやらしてきたんだからという理由で、再度岩崎に傾けてしまった。 そうして最後が、采配の消極性。 超積極的野球を標榜していたはずが、ここへきてやたら消極的、なんの策も打たずベンチで固まっている。 村上の3連発を含めて、ベンチの無策から失った試合も多い。 2軍監督時代、小粒な選手ばかり(板山が4番を打っていたくらい)の状態で、その超積極的野球を推し進め、ファーム日本一にまでなった、そういう野球を、主力が離脱した時こそ、見せるべきだった。 そんなこんなで、結局借金4で4位タイで3位の広島までは0.5差だけに、まだCSは狙える位置にいるのが救い。 なんとか、ここから巻き返して、3位、あわよくば2位でCSに滑り込めるよう意地を見せてもらいたい。 そこから、日本一を狙うのが現実的希望だろう。 ぐぁんばれ!タイガース |