2024.06.29 Saturday
1−6 対東京ヤクルト 伊藤将司の憂鬱
折角、トンネルを抜ける光が見えたんだが。
病みかかった雨が、伊藤将の投球で、再び降り出したか。 やはり、初回にいきなり3失点は、きついわ。 多少、打線が上向きになった感があるとはいえ、まだまだ未知数。 それが、いきなり3点を追いかける展開だから、そりゃ、簡単にはいかん。 3回は、味方のエラーで足を引っ張られたこともあるが、ここでも失点で、ほぼ試合が決まってしまった。 3点でもきついのに、ここで追加点を取られて5点差では、お手上げだ。 味方のエラーからとは言え、ここは踏ん張ってもらいたいとこ。 伊藤将は、今季こういうところの踏ん張りが効かない。 3年連続で成績を残してきた選手だが、勤続疲労か、球が高めに浮くことが多い。 キメに行っても、決まらず、球数が増える。 よく、似ていると言われる成瀬も、急激な劣化があったし、青柳も3年連続結果を出したあと、低迷している。 伊藤将も同じような道を辿るのか、ここからさらに巻き返せるか。 大きな岐路に立っている気がする。 打線は、奥川に2安打で、1失点に抑えられた。 さしていいようには見えない奥川に、ここまで抑えられるんだから、まだまだトンネルの中にいる。 特に森下が、トンネルの真ん中にいて、抜け出せない。 途中出場の野口が、ヒットこそ出なかったが、内容のいい打撃していたし、近本の代わりに出ている島田が好調だけに、立場が危うい。 まぁ、2年目の若手に多くを期待しすぎなのかもしれないが、それだけの器だと思っているので、現状が歯痒い。 シーズン当初にホームランがポンポンと出たから、どうしても本塁打を欲しがっているような打撃になりがち。 かなりのアッパースイングが見える。 たまに、ヒットを打つ時は、ちゃんとレベルになっているんだから、それを忘れず、染み込ませてほしいんだが。 まぁ、2年目のジンクスかなぁ。 野口は、いいスイングしていたわ。 豊田といい、下から上がってくる選手には、ハングリー精神を感じる。 島田も、後のない必死さを見せている。 外野の定位置争いが激しくなっては来ている。 こういう競争が、打線全体の活性化に結びついていないのが、もどかしい。 そうなるように、誰かが突き抜けてくれればいいんだが。 今の打線の調子で、序盤で5点差は、いけない。 見るべきところのない試合になってしまった。 折角、前の中日戦で、活発になる兆しを見せた打線が、また鎮火してしまった。 今一度、導火線に火を付けて、再度トンネルを抜ける灯りを点さなくてはいけない。 西勇輝のピッチングに期待し、打線の援護を望む。 ぐぁんばれ!タイガース |