2024.09.21 Saturday
6-5 対横浜DeNA 望みを繋ぐサトテルのアーチ
もう、本当に土俵際だった。
広島は、讀賣にリードを許し、タイガースは、4点を先行しながら、横浜に逆転を許していた。 明日からの甲子園決戦を前に、この試合で終戦となる寸前だった。 試合は、タイガースが、大仁田・濱口を攻めて、大山のタイムリーと井上のスリーランで4点を先行した。 しかし、この4点を5回に青柳が吐き出す。 森敬斗にツーベースを打たれると、代打の林に連続のツーベースを許す。 しかし、打率1割台の林に、なんでこんなに打たれるんだろうか。 その後、オースティンにタイムリーを打たれ2点差になったところで、島本にスイッチ。 これが完全に裏目で、戸柱の代打・宮崎に、逆転のスリーランを許した。 ここで、戸柱へ代打はないという読みでの島本の投入であったと思うが、横浜は、宮崎を躊躇なく送った。 青柳が苦手で、スタメンから外れていた宮崎が、島本の起用で、起死回生の一発を放った。 この宮崎にも、面白いように打てれているんだよなぁ。 宮崎の代打起用を想定していれば、青柳VS戸柱と島本VS宮崎で天秤にかけることになるんだが、そうであれば青柳続投じゃなかったか。 逆に宮崎の代打起用を見越してのスイッチであれば、球の力がある富田の方が良かったと思う。 こうして、逆転を許して劣勢の展開のタイガースに、讀賣がリードの情報も入っていただろう。 どうしても、負けられない状態になったタイガースは、8回に、大山、佐藤輝の連打と前川の四球によって掴んだ無死満塁のチャンスに、代打の渡邉諒のセカンドゴロを牧がホームに悪送球で、1点を返して同点に追いついた。 この頃、広島が讀賣を逆転した情報も入っていたかも知れない。 その後のチャンスは、満塁男の木浪がダブルプレーで、代打・梅野も、ライトフライで、同点止まりだった。 ここの代打は、梅野しかなかったのか。 キャッチャー2人制だから、坂本に代打を使ったことで、キャッチャー梅野しかいない。 梅野に万が一があれば、原口しかマスクを被れる人間がいないから、原口の代打起用ができない。 島田も使えば、そのままレフトの守備固めに入れたいが、そうすると前川が交代になる。 消去法での梅野の起用だけに、成功するとは思えなかたt。 試合は、ゲラ、岩崎が粘って、延長戦へ突入した。 その10回に、佐藤輝が、ウエンデルゲンから4球目の内角へのストレートを一閃。 ライトスタンド上段にアーチを架けた。 これが、広島が讀賣に逆転勝ちした情報を知るタイガースファンの望みを繋ぐアーチになった。 その裏、抑えに起用されたのは岡留であった。 佐野から始まる攻撃だから、佐野に富田、オースティン、宮崎にビーズリーという継投かと予想していたが、見事に裏切られた。 ここで起用されるほど、岡留の調子が上がっているのか、岡留の起用のステージがかなりアップしていることを確認させる起用だ。 その岡留が10回裏を三者凡退で抑えて、試合を締め括った。 この試合で、岡留は、いい経験と自信を得たことだろう。 ステージが、一段も二段も上がったように思える。 これで、キャンプ、オープン戦当時の150kmを超えるストレートが戻ってくれば、石井の負担を減らす存在、または抑えまでできる存在となれるかも知れない。 ともあれ、なんとかこれで、望みは繋がった。 後は、明日からの讀賣との直接対戦に勝つしかない。 タイガースは、いつも讀賣との大一番で負けてきた黒歴史がある。 そういう、こればでのタイガースの負の歴史にピリオドを打つ意味でも、ここの勝負に賭けたい。 まずは、才木が菅野に投げ勝たなくては、いけない。 頑張れ! ぐぁんばれ!タイガース |