2024.09.14 Saturday
4x-3 対広島 アレから、1年、サヨナラで首の皮をつなぐ
ちょうど、1年前のこの日。
タイガースが18年ぶりの優勝を飾った、記念すべき日。 その日に、広島と優勝争いを賭けた、生き残りの一戦を戦う。 そのタイガースは、今シーズンのエースの働きをしている才木。 広島は、左の森翔平。 連敗中の広島は、昨日大瀬良で落として、今シーズン1勝の森翔平に賭けなければいけない苦しい展開。 だが、その1勝がタイガース戦で、今シーズンの登板全てがタイガース戦という、タイガース用とも言える森翔平だから、タイガースも適度に荒れる森を捕まえきれない。 そういう中で、才木が坂倉のツーベースから、野間に犠牲フライを打ち上げられ、先取点を許してしまった。 それ以外の内容は、完璧だっただけに勿体なかった。 才木は、5回までを63球で、被安打3で、失点1という内容で投げ切っていた。 その才木が、6回に捕まる。 秋山、坂倉に連打を許すと、堂林に送られ、野間のセカンドゴロで1点。 小園にタイムリーを許し、2点目、都合3点を失い、広島にリードを許した。 折角、5回まで完璧に近い投球をしながら、この6回は、少し投げ急いで、アウトを欲しがった投球になってしまったのが悔やまれる。 特に堂林のバントを決められた球。 3バントだけに、高めでなく、低めのフォークで空振りを取るような投球をした方が良かったんじゃないか。 それと、ランナーを3塁に置いて、小園の場面。 あまりに正直にストレートでストライクを放って、タイムリーにされた。 あそこは、1点で止めるべく、慎重な配給をすべき場面だった。 広島に先行され、森を打ちあぐみ、少々焦りも出てきたタイガース打線。 結局、森翔平には、6回を86球、3安打に零封されていた。 その森を6回で代えて、島内を投入した広島ベンチ。 連敗中の焦りもあったのかもしれないが、この交代は、森翔平に合っていなかったタイガース打線にとって好都合だった。 加えて、島内自身の調子、連敗ストップのプレッシャーが、島内のコントロールを見出していった。 いきなり、森下にデッドボール。 大山は打ち取るも、佐藤輝に繋がれると、井上の代打前川に四球を与えて、満塁。 ここで森浦に交代。 その森浦も、梅野に押し出しの四球で1点を返した。 そして、満塁で木浪。 木浪のセカンドゴロを、ゲッツーを焦った矢野のグラブを弾いて、更に1点を返す。 そして、ピッチャーのところで代打・原口が、同点のタイムリーを放った。 ここで、追い越すことはできなかったが、追いついたことは、連敗中の広島をかなり追い込んだ。 結局9回に持ち込んで、中野がサヨナラ打を放って、勝つことになったが、広島の、森翔平の交代機を見誤ったことが大きかった。 中継ぎのピッチャーのコントロールも怪しく、昨日から、よくぶつけて来る。 四球もよく出すし、森翔平を6回で代える余裕はなさそうに思えた。 あんだけ完璧を誇った広島の守備も綻びを見せているし、そりゃ連敗も続くよなという感じだった。 ただ、その広島にきっちり連勝して負けなかったのが大きい。 これで、広島とは、負け数が並んだ。 後は、讀賣との直接対戦までに、負け数の差をどれだけ詰めておけるかだ。 それを詰めるには、負けられないということだ。 アレから1年。 タイガースは、首の皮を厚くし、1枚から2枚、3枚にするために戦っている。 ぐぁんばれ!タイガース |