2020.10.17 Saturday
5−0 対東京ヤクルト 井上 プロ入り、初ヒット&初打点
このところ、明るい話題がなくなってしまったタイガース。
ベンチで指揮する矢野監督も、心なしか覇気を失っている様に見える。 その中で、大山だけがタイトルに向けて奮闘している。 そう言う構図の今日この頃。 その中で、ドラフト2位の井上が1軍デビューを果たし、この日ついに初ヒットを打点つきで挙げる姿を見せた。 井上の起用については、このところのタイガースへの批判、矢野監督に対する風当たりを逸らす目的ではないかとも言われているが、こうして初ヒット(長打)を見ると、その可能性の高さに、いやがおうにも期待は高まる。 井上広大については、高校時代の活躍は知っての通りだが、その長打力を見るにつけ、その風貌と相待って、桜井広大を思い出さざる得ない。 その身体能力の高さ、長打力から、将来の4番を嘱望されていた桜井広大。 当時の名門PL学園から、ドラフト4位でタイガースに入団。 岡田監督から将来の4番にと、2軍でも4番を任され、5年を掛けて育成、6年目にして1軍へ昇格。 2009年には、初の二桁本塁打(12本)を放ち、レギュラーへ手を欠けたが、その後右肘の故障が祟り、結局翌2010年を持って、戦力外になってしまった。 当時のタイガースには、桜井の他、林、喜田と言う将来のクリーンナップ候補がいたが、林、喜田は大卒での入団で、高卒での入団は桜井だけだった。 当時は、林、桜井、喜田のクリーンナップが近い将来実現するのではないかと、期待していたものだ。 だが、結局誰もがレギュラーになることもなく、タイガースを去ることになる。 特に、桜井は将来の4番として2軍での熟成期間をかけて育成しただけに残念でもあった。 それに比して、井上は、1年目から1軍に登用され、ヒットを刻み、その存在感を示した。 タイガースの優勝の目がなくなり、消化試合化した中とはいえ、1軍を経験し、自分の持ち味や足りない部分を感じる機会、1軍のレベルを体感する機会を得られたのは、ある意味ラッキーなことだったと言える。 あとは、これを糧に、井上自身がどう鍛えて、準備し、成長していくかだ。 しかし、タイガースは井上のヒット以外に明るい話題は皆無だな。 大山は、4安打を放つも、ホームランはなし。 西は2年連続2桁勝利だが、今のチームの現状を考えると、それ以上でもそれ以下でもない。 相変わらず、守備のミスは目に付くし、攻撃の拙さも相変わらずだ。 もっと、「超積極的」と言うフレーズを掲げた野球を、守備でも攻撃でも見せられる様、今からでもやっていかなくてはいけないんじゃないか? ぐぁんばれ!タイガース |