2022.05.20 Friday
2 −6対 讀賣 日頃の訓練の差でしかない、両チームの差
まぁ、これだけ打てなければ、負けて当然の試合でもあった。
なんせ、昨日のスワローズ戦から、この日の9回の大山の2ランまで、無得点を続けたのだから・・・・。 これじゃ、折角の青柳の登板日でも、勝てるわけがない。 青柳も好調子が続いてきたから、この辺りで下り坂に入る頃。 遅れた開幕から、精一杯取り返そうと奮闘してきた疲れも出てくる頃だ。 こういう時こそ、早めに援護してやり、楽なピッチングができるようしてやるのが野手の務めなんだが、そういう気はサラサラないようだ。 初回、戸郷の土地上がりの不安定さから近本が四球を選んで出塁。 しかし、2番の中野になんの策もなく、サードゴロでダブルプレー。 これで戸郷を完全に落ち着かせてしまい、8回まで4安打に抑え込まれてしまう。 その間讀賣は、青柳を攻略せんと、6回で116球を投げさせ、丸がラッキーな2ベースででた6回には、2番のウォーカーにさえバントを命じている。 このバントは失敗して、追い込まれたが、ウォーカーはショートの深いところに転がし、内野安打とした。 そうすると、3番の吉川まで送りバントを命じて、1死2、3塁の得点シュチュエーションを作り出している。 それには、4番の岡本でさえ、こういう場面で得点を挙げるために、どういうバッティングをするのかということがわかっているという、日頃の鍛錬、準備ができているという自信の裏返しなんだろう。 案の定、岡本は、投球に差変らず、長打を狙うのでなく、まずはランナーを返すバッティングをする。 これが、結果ヒットとなり、2点を選手することになる。 タイガースが8回、糸井、糸原の連続四球、熊谷の送りバントで作った1死2、3類の場面。 転がせば、1点を取れる場面、三振だけはしてはいけない場面で、長坂が功を焦って、相手の受注にはまり三振を喫して、無得点に終わった場面と対照的でもある。 まぁ、岡本と長坂のバッティングの技量を比べるわけにはいかないが、その岡本でさえ、あの場面では長打を捨てて、まずは1点を取るバッティングをするののに、タイガースは、あの場面で一気に同点を目指して、バットをぶん回すことしかしない。 あそこは、ベンチが的確な指示を出すか、指示をしないでも、そういうことがわかるような準備を日頃からできるように訓練しておくべき場面。 あそこで、1点を返しておけば、大勢がいないこの日の讀賣の逃げ切りに、付け入る隙は十分にあったはず。 ここが0点に終わった瞬間に、この日の敗戦が決まったと言っていい。 9回の大山の同点2ランで延長戦には持ち込めたが、それは単なる付け足しで、敗戦の決定が少し先に伸びただけだろう。 12回の讀賣の攻撃もそう。 先頭の中山のショートゴロを中野がファンブル、慌てて投げたショートバウンドを、陽川がすくい上げられず、ノーアウトのランナーを出した。 陽川を今シーズン初めてファーストに入れた。 本当なら、大山をファーストにして、陽川をレフトという選択肢はなかったのか。(その方が今シーズンの経験値が高いはず。) この場面、次の岸田にバントを命じて、これが死球となると、次の丸にもバントを命じる。 これができず、2ストライクとなると、丸は進塁打を狙って、1、2塁間に転がすバッティングをする。 これがヒットとなり、無死満塁となった。 こういう場面で、丸が進塁打を打とうとするバッティングを徹底してやる。 これがタイガースなら、無理やり3バントまださせるか、打って出て三振とかになてしまう。 それは、そういう想定での練習を疎かにしていて、そういう場面でどういうバッティングをしなくてはいけないのかということを、口を酸っぱくして指導する人間がいないからだ。 先のスワローズ戦でも、そういう準備、訓練不足が浮き出ている。 今日の讀賣戦でも同様だ。 江本さんが言っていた、チーム成績がスワローズとほとんど変わらないのに、順位が1位と最下位と違っている不思議の答えがここにあるんじゃないか。 読売に対しても同様だ。 今やタイガースは、ベイスターズと野球が下手なチームとして双璧だろう。 そのベイスターズほどの打力の優位さがないんだから、最下位になっても不思議じゃない。 まぁ、今からでも来季に向けて、そういうことを口を酸っぱくして言い続け、教育していくこと。 それが今期ラストイヤーとした首脳陣、矢野監督の残された役目だろう。 そうして、予祝は、次の監督、指導者のためのものだったと言ったらいいんじゃないか? ぐぁんばれ!タイガース |