2022.07.30 Saturday
7−3 対東京ヤクルト ヤクルトの余裕を消したい
首位スワローズとのオールスター後の再開3連戦に連勝し勝ち越しを決めた。
それでもスワローズには、まだまだ余裕がある。 決して、追い込まれている訳でなく、コロナ禍で欠場していた選手たちが戻り始めて、その試運転をしている。 田口や清水の中継ぎ、山田哲人や青木といった主力もお試し起用の域を出ない。 「うちは、こんな状態だから、タイガースさんが勝って当然ですよ。でも貯金もあるし、優勝は手放さないよ。」とでも言いながらやっている試合。 そんなスワローズの先発は小澤。 こういう時期に、投手陣の厚みを増すべく、このところ先発起用されている。 サイドスローから、勢いのある球を投げるピッチャー。 この試合は攻略できたが、先発陣が戻ってきて、中継ぎに回るようだと厄介なピッチャーになる予感。 こういう先を見据えた起用が高津のしたたかさなんだろうなぁ。 その小澤に3回までピシャリと抑えられていたが、4回の島田のツーベースをきっかけに、打者一巡で5得点を挙げた。 それも、島田のツーベースの後、近本、佐藤輝が倒れて2死になった後から、大山の四球、糸原のタイムリー、ロドリゲスの四球、梅野のタイムリー、才木が四球で、中野、島田の連続タイムリーと四球とタイムリーを交互に絡めた攻撃だった。 前半のタイガースなら、近本、佐藤輝が倒れ、大山が歩かされ、糸原でチェンジで無得点という場面。 ここで、糸原にタイムリーが出るようになってきたのが大きな違い。 それと7番で起用されているロドリゲスの存在。 ここに一発の恐怖がある外人選手がいると相手は、嫌なもんだ。 この日の小澤、中村のバッテリーもロドリゲスには、かなり気を使っていた。 ここも慎重な攻めをしてきたが、ロドリゲスがよく見極めた。 ここで、四球で繋いで、梅野のタイムリーが出て、この回の得点が1点で終わらなかったのが大きい。 タイガースの先発の才木は、6回までほぼ完璧な投球を見せた。 惜しかったのは、村上に食らった一発。 この場面、ストレートだけを狙っている村上に、ストレート勝負を挑んでしまった。 なんか、村上のバッターボックスの仕草から、ストレート勝負を誘っているように見えたのは、寅吉だけか? その挑発に乗って、ストレートで勝負に行って、見事に打ち返されてしまった。 初回のストレートから幾分球威が落ちているのと、そこしか待っていない村上の罠にハマってしまった結果だろう。 できれば冷静に、変化球で交わし続けるのも手だったと思う。 ただ、この回も佐藤輝がサードゴロをダブルプレーを焦ってファンブルし、ランナーを残してしまったことが原因でもある。 ここをしっかりダブルプレーにとっていれば、才木は無失点でこの回を終えられた。 佐藤輝もサードとライトをいったり来たりされ続けているうちに、自信のあったサードに守備が不安定になってきている。 できれば、サードに固定して起用してやって欲しい。 まぁ、ロドリゲスがこのまま好調で起用され続ければ、ファーストしかないため、大山レフトでサード佐藤輝という守備を敷くしかなくなる。 ただ、左ピッチャーの時に、島田に代えて、セカンドを右の北條、山本泰にして、サード糸原、ライト佐藤輝という守備を敷きたがる。 単に糸原を北條や、山本泰に代えればいいんだろうけど、このところの糸原の調子から外しづらい。 そこで、島田を外して、糸原をサードに佐藤輝をライトにということになる。 ここが一番の問題なんだよね。 本当は右の外野手が一人いればいいんだけど、江越でも小野寺でも井上でも。 まぁ、スワローズに連勝できtのは良い。 ただ、ここは3タテしないと意味がない。 3タテして、ゲーム差を8にして、さらに8月のできるだけ早いうち(スワローズとの直接対戦まで)にゲーム差を5まで縮めたい。 それができて、初めて奇跡の扉が開かれる。 3タテして、初めて奇跡への第一歩となる。 3タテすることで、スワローズの余裕が少しは消えていくだろう。 そういう思いを持って、3戦目を戦って欲しい。 ぐぁんばれ!タイガース |