![]() |
2023.08.10 Thursday
5−2 対讀賣 近本のチーム
もう、高梨は、インコースへ放りづらくなっているんだろう。
近本の肋を折った死球が、近本の恐怖心でなく、当てた高梨のトラウマになってしまったのかも知れない。 この日の試合も、9回に木浪が四球を選ぶと、島本に代えて糸原を出した岡田監督。 これは、糸原から近本、中野へと続く左の流れから、高梨を誘導した采配ではなかったか。 案の定、高梨にスイッチするのを見て、代打の代打で原口を起用する。 右の原口のインコースに投げ込むことが、まずはないと読んで、外の球に張っていた原口が、初球のスライダーをスタンドへと運んだ。 狙いはインコースであったと思うが、放りきれず、甘くなった真ん中低めに行ってしまったんだと思う。 この3連戦で、初戦の森下に被弾したのに続いて、高梨の罪の償いの被弾だった。 その相手の近本は、死球の後の恐怖感もものかわ。 復帰後、絶好調になっている。 元々、支給を受ける前は、調子が下降し、打率も駄々さがりの傾向にあったが、死球で休養したのがいい結果をもたらしたのか、ここに来て15試合連続安打中であり、それに乗じてチームも上昇気流に乗ってきた。 この日も、好投を続けた戸郷を、7回に捉えた、逆転の2ランホームランを放った。 戸郷も、才木との投げ合いの中、球数が嵩んで、この7回を迎える時には、すでに100球を超えていた。 その先頭のノイジーが、あわや同点ホームランかと思われた2ベースで出塁すると、梅野のピッチャーへの打球が高く弾む中、サードへ投げ、これがセーフとなった。 セカンドランナーを島田に代えていたことが大きかった。 島田は、前日のミスを補う好走塁を見せ、戸郷は、がっくり膝を落とした。 その戸郷は、このピンチに、ファーストへの牽制。 これをベースに入っていなかった中田翔が弾き、判断よくスタートを切った島田がホームインで同点になった。 ここでも、判断よくスタートを切った島田の好走塁が光る。 前日のミスを償うための必死のプレーが好結果を生んだ。 自分のミスから同点になったことで、少なからず戸郷は動揺していたんだろう。 思えば、ノイジーの一打がフェンスオーバーしていて、それで同点になっていれば、これほどダメージは大きくなかったかも知れない。 ある意味、1発は、その後ランナーもいないし、切り替えやすいとも言える。 一見不利に見える2ベースだったが、それが逆に戸郷へ余計なプレッシャーを懸けることになったとすれば、逆にラッキーだったのかも知れない。 その戸郷も、さすがに最多勝ピッチャーだけあって、その後木浪を三振、才木をスリーバント失敗の三振に取り、2アウトまで漕ぎ着けた。 ただ、さすがにここまでで球数が124球に達しており、限界が近づいてはいたんだと思う。 そこを狙っていたのが近本だ。 内をストレートで突っ込んでくる、そこだけを狙っていた。 追い込まれた、2ボール、2ストライクからの5球目にそれが来た。 近本のバットが一閃すると、打球はライトスタンドへ。 逆転の2ランホームラン。 ここで、しっかり狙い球を絞り、そこが来るまで粘り、来た時に一撃で仕留める。 まさに近本のバッティングだ。 こういうバッティングができるバッターは、タイガースでは近本だけかも知れない。 それ故、近本は、試合の流れを変えられる、試合を決められるバッティングができる。 そりゃ、そういうバッターが戻って来たんだから、それからのタイガースが上昇するのもわかる。 そう、タイガースは、近本のチームなんだということを再認識させられた試合だ。 この日の先発の才木は、十分の休養を与えられたせいか、ストレートの球威、キレが戻っており、シーズン当初の出来に戻っていた。 3回に1点を失ったが、その後は完璧に近く讀賣打線を抑えていた。 ただし、逆転した後、8回まで続投したが、坂本に1発を打たれ、その後ピンチを迎えたところで降板となった。 その後を、加治屋、島本が一人一殺のリレーでピンチを逃れ、才木に久々の勝ちがついた。 最後に少しヘバリを見せたが、この日の才木のピッチングはよかった。 欲を言えば、8回を投げ切り、加治屋、島本も休ませたかったところだが、この日は岩崎を休ませるためにベンチに入れず、先に帰阪させたこともあり、ケラーが抑え役となっていただけに、直接ケラーへ繋ぎたかった。 それでも8回途中まで投げたのは、このところ先発が6回で降りていたのに比べれば十分な仕事をしたと言える。 これで、才木がローテに戻って来たのは大きい。 来週の広島戦に、広島に強い才木が戻ってきたのが心強い。 さて、これでロードが8勝1敗と上々の成績となり、一旦大阪へ戻り、京セラドームでヤクルト戦になる。 よくあることだが、こうして大阪へ戻ると一息ついて、ガタガタと行ってしまうことがある。 その辺は、重々心得て、手綱を締めているけど、くれぐれも油断しないようお願いしたい。 広島のピッチャーにも疲れが出ているのか、崩れ気味だし、ここでしっかり差を広げることが、アレに近づく道だから。 ヤクルトも広島を3タテして、京セラドームへ乗り込んでくる。 決して侮ることなかれ! ぐぁんばれ!タイガース |
![]() |