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3−0 対讀賣 テルが居ぬ間の一発!
 今のタイガースには、アピールチャンスが一杯転がっている。
 ピッチャーは、ローテ投手の青柳、伊藤将が2軍再調整だから、2つも枠が空いていた。
 そこは、門別が、ビーズリーがチャンスを与えられ、昨日は及川がチャンスを得た。
 その中で、ビーズリーだけが、チャンスをものして、この日は2回目の先発。
 
 前日はノーノーを喰らったくらいだから、打線は低調だが、讀賣も前日1点どまりだから、調子がいいわけではない。
 2軍から実績を積み上げてきたビーズリーは、好調を維持して、前回に初勝利を挙げて、乗ってきている。
 その讀賣打線を抑えるだけの十分な背景がある。
 6回を、89球、3安打、7奪三振で零封して、勝ち投手の権利を得ての交代だ。
 もう1イニングくらいは行けた感じだったが、石井大智、岩崎、ゲラで3イニングの目処が立っている故の交代だった。
 これで、当分ローテに居座る感じだな。

 逆に打撃陣も、全員不調のの中、控え選手には絶好のアピールチャンスだ。
 代打の切り札の糸原、原口でさえ、スタメンのチャンスが転がっている。
 その中で、ノイジーに迫る、前川、井上広大がなかな結果を出せないでいる。
 折角のチャンスを、勿体無い。
 起用された試合で、爪痕残して、次も使ってみたいと思わせないと行けない。

 その中で、サードの佐藤輝が2軍再調整を命じられている中、空いたサードのポジションを狙って必死なのが渡邉諒だ。
 開幕2軍スタートで、その位置付けは厳しいものがあった。
 今季の出来次第では、来年があるかどうか、難しい立場になることも考えられる。
 それが、佐藤輝の2軍落ちに伴って、1軍昇格、アピールのチャンスを得た。
 ここで、結果を出すことが渡邉諒の生き残る道だ。

 昨日の試合でも、代打で戸郷からあわや、ノーノー阻止かという当たりのファールを打っていた。
 まぁ、結果三振だったから、今日のスタメン起用にかける思いはひとしおだったろう。
 そんな渡邉諒に巡ったチャンスは、初回。
 2死1、2塁で、セカンドゴロに打ち取れれた。
 
 それだけに第2打席は、必死だったろう。
 そういう時は、力みすぎて、結果が逆になることが多いのだけど、渡邉諒は、そうはならない経験があったのか。
 ボール2からの3球目、力みをなくして素直にスイングしたバットから、打球はレフトスタンドに突き刺さった。
 この一撃は、いいアピールになった。
 渡邉諒の長打力と対応力を認めさせることになり、今後の起用も増えていくことだろう。

 これを見てか、5回に森下が、それまでホームランを欲しがって力みまくっていたのが、このチャンスで素直にバットが出て、タイムリーを呼んだ。
 まぁ、力みすぎると、力を入れたのとは裏腹で、スイングスピードは、逆に落ちる。
 力を抜いて、ヘッドの重みを感じながら、素直に出した方が、ヘッドスピードが上がり、いい当たりが出る確率が上がる。
 そういう感覚を森下が掴んでくれたらいいのだけど。

 試合は、2回に木浪のタイムリー、4回の渡邉諒の一発、5回の森下のタイムリーで挙げた3点を、ビーズリー、石井大智、岩崎、ゲラの4人で完封リレーとして勝利した。
 このところ2点止まりだたった得点は、3点を取ることができた。
 前回の投稿で、3点以上とれと描いたが、3点ぴったりだったのは、どうかと思うが。
 まぁ、前日のノーノーショックからも立ち直れたみたいだし、この試合は良しとするか。

 さぁ、次は、交流戦前の最後の試合。
 相手は菅野だけに、また僅差のロースコアの試合になる気がする。
 ただ、そういう試合をしっかり勝って、もっと援護をと言っていた才木に前回同様の援護をしてやって、いい形で、勢いをつけて交流戦へと望みたい。
 もう一度、打撃陣は、奮起せよ!

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 18:02 | comments(0) | - |

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