2024.07.09 Tuesday
2x−1 対東京ヤクルト 他山の石として
2試合続けてのサヨナラ勝ち。
勢いをつけるには、格好の勝ち方。 まぁ、どちらも相手のミスにより、助けられた感はある。 何故、ヤクルトは、8回で村上をベンチへ下げてしまったか。 1点を守り切る策に出た結果、サードの村上に、守備固めが必要だったのか。 北村の守備力が、そんなに優れているようには見えないし、村上がそれほど劣っているものでもないと思うが。 延長を視野に入れれば、村上を外すことは考えられない。 多少でも守備が上回る北村を起用することで、1点を守り切れると思ったとすれば、ずいぶん舐めたことをしてくれたもんだ。 2022年の開幕戦、タイガースが5点リードに、余裕をかまして、齋藤 友貴哉を起用して、ヤクルトに大逆転を許した試合を思い出す。 そういう油断は、命取りになる。 1点を守り切れるという思い上がり、そのためチームの主軸の村上をベンチに下げるという愚策。 これが、9回にタイガースに逆転サヨナラを呼び込んだと言ってもいい、 こういう試合は、他山の石として、タイガースも学ばなければいけない。 まぁ、2022年に経験済みだし、岡田監督にもそういう油断は、あるはずがないと信じてはいるが。 逆にタイガースで気になったのは、キャッチャー2人制の問題だ。 9回、サヨナラのランナーである原口に代走を出せなかった。 ベンチには熊谷も待機していた。 何故、原口に代走を出せなかったのか。 梅野に代打を出した以上、キャッチャーは坂本だけになる。 延長を考えれば、坂本がマスクを被らざる得ないのだが、万が一坂本に何かあった場合、キャッチャーがいなくなる。 キャッチャー経験のある原口は、万が一のため、残さざる得ない。 坂本をキャッチャーに、原口をファーストへ入れる布陣を考えていたと推測される。 そういう苦しい起用をしなくてはならない原因は、キャッチャーを2人しかベンチ入りさせていないから。 あの時、外野手の返球で、間一髪原口がアウトになれば、代走を起用できなかったのが致命傷にもなる。 そういう意味では、第3のキャッチャーを一人ベンチ入りさせといた方がいい。 長坂でも、榮枝でも、中川や藤田に1軍ベンチを経験させるだけでもいい。 3人目のキャッチャーを置くことで、貧打に苦しむキャッチャーの打撃に、代打を送りやすくなる。 この試合も、9回に梅野に代打を送ることで、チャンスを掴んだ。 試合終盤で、チャンスでキャッチャーへ打順が回った時に、3人目のキャッチャーがいれば、躊躇なく代打を送れる。 そこは、今一度考え直さないといけないんじゃないかな。 これだけ、混戦で抜け出すチームもない状況。 そういう起用で、勝ちを拾うことも大事な戦略になる。 さぁ、途中経過はどうあれ、これで3連勝で、首位にも1ゲーム差。 まだまだ、先は見えないが、一時の底は脱してきている。 後は、こういう試合の結果で、いかに勢いに乗るかだ。 それには、一気に大量点で勝つ試合が必要。 そういう試合をどこで作れるかだ。 ぐぁんばれ!タイガース |