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2026.04.10 Friday
5−3 対 中日 前川右京の逆襲が始まるか
見事な逆転の一打となった。
前川に謝らんといかん。 9回、坂本が見逃しの三振に倒れた時に、この試合は、負けたと思った。 2死1、3塁になって、ピッチャーの打順。 代打を考えるに、左バッターで残っているのが、前川か嶋村。 前の日の前川の打撃を見るに、当てに行くだけの手打ちのように見えた。 それなら、オープン戦で見せた嶋村の打撃の方が期待できる、そう思っていた。 ところが、球児監督は、前川を指名した。 そこに、どう言う根拠があったのか聞いてみたい。 単に、初打席となる嶋村より、前川の経験値を買ったのかもしれない。 迷宮の中で彷徨っている前川が、この打つしかない場面で、余計なことを考えず、思い切って行くだけと開き直ったバッティングをしてくれる事に期待したのか。 だとすれば、その読みが的中した事になる。 9回表、中日の守護神・松山から、佐藤輝が痛烈な2ベースを放つと、続く大山がセンター前へゴロで抜けるタイムリーで、1点を返して、1点差とした。 ここで大山に代走は、切り札の植田海。 その植田海が、木浪の3球目に2塁へスチール。 これは、絶対にアウトになってはいけない場面での盗塁だけに、さすが代走のスペシャリストとしての存在感だ。 8回に同じような場面で、アウトになった福島も、大いに参考にし、勉強すべき場面だった。 その後木浪の進塁打で1死3塁となり、坂本の打順。 ここで坂本がボールぽい球ではあったが、見送りの三振に倒れる。 寅吉的には、ここで、これまで3三振の坂本にスクイズのサインかと思ったが、打撃が良くなっている坂本にかけたのか。 この時点で、ある程度負けを覚悟したんだが、高寺が粘って四球を選んで、2死1、3塁となった場面だ。 ひとつは、坂本に代打で勝負をかける手は、あったかも知れない。 しかし、そこでは、外野フライで同点とか、余計な考えが頭に浮かんで、前川も思い切ったバッティングができなかったかも知れない。 そういう意味で、ここまで前川の代打を待っていたのかも知れない。 その前川が松山の初球のフォークを、思い切りよく叩いた打球は、ライト戦へ落ち、これをライトの尾田がファンブルする間に、1塁ランナーまで戻って、逆転の一打となった。 それは、なんの雑念もない、思い切ったスィングで、前川らしいスイングスピードを生かしたバッティングだった。 出来れば、これをきっかけに、迷宮から抜け出し、以前のような思い切ったスイングで、勝負強いバッティングを思い出して欲しい。 そのきっかけになれば、前川右京の逆襲が始まることになる。 せっかく、レフト6番のポジションを手中にしながら、手放してしまった。 同学年の立石が鳴物入りで、ドラ1入団。 同じく同学年の同期の中川に、開幕レフトのスタメンを取られ、1学年上の同じ左打ちの高寺もレフト争いに参戦。 ここにきて、育成から支配下になった福島が、結果を出してスタメンの機会を手にいれる。 そうした中、迷宮にハマって、もがき苦しんできた。 本来、ややバットが遠回りする帰来があったんだが、それを類稀なるスイングスピードで補ってきた。 それをインコースを上手く捌きたいとの発想から、インサイドアウトのスイングを意識するあまり、スイングが小さくなり、当てに行くようなバッティングになっていた。 それ故。元の低く構えて、大きく振る、以前のファームに戻した方がいいんじゃないかと思っていたほどだ。 まぁ、この日打てたからといって、これからどうなるかは、分からないが、自身の思い切りのいいバッティングを思い出してくれれば、まだまだレフトの争いに入っていける。 立石が出てくるまでに、自分の居場所を確保しておく意味でも、これをきっかけに逆襲へと転じたい。 頑張れ!前川右京 ぐぁんばれ!タイガース |




