2023.08.25 Friday
8−1 対讀賣 村上ショージじゃないよ、ショーキだよ!
讀賣戦の前回の対戦は、まだ村上が世に知られていない時、4月の話。
「誰だよ、村上ショージって、ドーンとかいう奴じゃないだろうな。」 なんて声も聞こえてきそうな世間の認知度。 それに、「何を言う!」って反発したのかもしれないが、この試合で7回までパーフェクトピッチング、その存在感を示した。 それに、このパーフェクトの状態で降板したから、さらに世間をざわつかせる事になり、村上頌樹 の名を世に知らしめた。 それから4ヶ月の間、村上は着々と自分の地位を高め、タイガースのローテションピッチャーとして、投げ続けてきた。 掴んだ勝利は、7つ、防御率は、セリーグでNo1の1点台をキープしている。 ただし、そのピッチング内容からして5敗は、多く、貯金が2しかできていない。 多分に、相手ピッチャーとの兼ね合い、他チームのエース級と投げ合っているのもあるが、一発病とも言える、勝負どころでホームランを許してしまう傾向が多い事にも原因がある。 その村上が、この試合は、一発病が顔を出す事なく、6回を108球で被安打3、失点1、自責点0で投げきり、8勝目を挙げた。 防御率は、さらに良化し、1.89となり、依然セリーグ1位だ。 新人王の有資格者でもある村上は、讀賣の秋広と並んで、有力候補となっている。 それでも、大卒3年目の村上より、高卒3年目の秋広の方が印象的に、より新人らしく写るので、投票には有利に働くように感じる。 秋広が、このまま、.280以上維持すれば、2桁ホームランも放っているだけに有利じゃないかとも思える。 村上が、2桁勝利と、防御率のタイトルが取れれば、秋広を凌いで新人王を獲得が確実となる。 村上には、是非とも新人王と、防御率のタイトルを取ってほしい。 試合は、森下が戸郷から2ランを放って、先制するところから始まった。 その裏、無死からブリンソンにヒットを打たれ、戸郷に送られた、1死2塁の場面。 長野の放った、ショートゴロを、ランナーの動きをよく見てた木浪が、サードへ送球した。 この送球をサードの佐藤輝が捕球できずに、ランナーが戻り1点を返された。 その後門脇は打ち取るが、秋広、岡本を歩かせ、2死満塁のピンチとなる。 ここで、坂本を三振に取って、難を逃れた。 ここで、1点で済ませたのが大きかった。 ただ、この場面の木浪のサードへの送球の判断だが、無理せずファーストでアウトを取ってもよかった。 村上の制球力からして、ランナーがサードに行っても、ワイルドピッチの心配は、ほとんどない。 それより、確実にアウトカウントを増やして、次の打者で打ち取ることを考えた方が良かったようにも思う。 佐藤輝も、木浪がファーストへ送球するだろうと思っていたのか、サードベースへ戻るのが一瞬遅れたようにも見える。 その遅れが、捕球からタッチへの動作を焦らせ、捕球をミスったと見えた。 まぁ、ショートゴロなら、サードへ送球するから、サードはすぐにベースへ戻るという確認ができていたかということなんだろう。 折角、木浪の好判断となるはずのプレーが、要らぬピンチを招き、村上の球数を増やすことになってしまった。 本来、こういうプレーの後は流れが変わり、よくない方向に流れるもんだが、この日は違っていた。 そう言う投げれを作るピッチングが、戸郷にはできないデキだったのだろう。 次の回に、ミスした佐藤輝が先頭で3ベースを放つと、坂本のタイムリーで、失った1点を、すぐに取り返した。 こうなると、やはり流れはタイガースのままになる。 5回は、中野、森下の連打から、佐藤輝が2点タイムリー、ノイジーがタイムリーで3点を追加。 戸郷をKOした。 6回を村上が投げ切ると、島本、岩貞、ブルワーと繋いで、無失点で讀賣の反撃を防いだ。 タイガースは6回に森下の犠牲フライ、8回に近本のホームランで追加点を挙げ、この試合を勝利した。 これで5連勝で、マジックは22だ。 長期ロードの最後のカードも初戦を取ることができた。 この流れは、できるだけ続けたい。 次は、青柳がエースの復権を示す投球をする番だ。 頑張れ! ぐぁんばれ!タイガース |