2023.08.01 Tuesday
10−2 対中日 二刀流・西純矢
その構えから、‘打ちそうオーラ’が前回だ。
バッティングだけを見れば、近本、大山の次くらいに匹敵するんじゃないかとも思わせるものがある。 それ故に、5回のチャンスで、梅野ヒットで木浪に送りバントの作戦だったのか。 普通なら、木浪に打たせて、ダメなら、ピッチャーに送りバントで近本に賭ける。 それが、西純矢であれば、木浪が送って、西純矢、近本と2回のチャンスになる。 この5回は、西純矢が倒れ、近本が打ったが、中野が凡退し、得点にならなかったが、この打撃が次の打席へつながっている。 6回は、梅野の押し出し四球で、勝ち越したあと、2死満塁で打席が回る。 前の打席に、打ち気にはやり、初球のカーブを打ち損じてしまった。 このバッティングを反省して、修正できるのが、西純矢の打者としての非凡さでもある。 この打席は、、じっくり狙い球を絞って、打てる球を待った。 多分、カーブを打とうとしていたんだと思う。 ただ、小笠原もそれを感じてか、初球のカーブが外れると、ここからストレートで推し始めた。 結局、2ボール、2ストライクからの5球目のストレート、これが高めに浮くところを、逆方向へ強振した打球が、外野の頭を越え、3点タイムリーとなった。 まぁ、カーブを狙ってたからこそ、高めのストレートに反応できたのかもしれないが、それを外野の頭を越すくらいの打球が打てるのが西純矢だ。 中日も、西純矢の打撃を甘く見て、前進守備を敷いたのが、命取りになった。 ここは、野手、それも主軸並みの警戒と守備を敷くべきだったろう。 この西純矢の3点タイムリーで4点差になり、ほぼ試合は決しった。 後は、球数が嵩んでいる西純矢から、勝ちパターンの投手を温存しながら、試合を締めることだ。 これも、桐敷が2イニングを完璧に抑え、最後は馬場が締めて、7回には、佐藤輝の特大3ランも飛び出し、完勝した。 まぁ、西純矢のピッチングは不安定で、毎回のように走者をだし、球数を要して、なんとか2失点で6回を投げ切ると言うものではあったが、これで4勝目。 この日はバッティングが際立ったが、ピッチングでも、もっとらしい投球ができるようになれば心強い。 さて、いい形でロードの初戦を取ったが、問題は、次の試合から。 大竹が特例抹消、才木の再調整で、秋山、ビーズリーが先発する試合が続く。 秋山もここが正念場、ローテへ返り咲きできる様なピッチングが求められる。 頑張れ! ぐぁんばれ!タイガース |