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2−2 対広島  セ界の貯金を独り占め
 勝てなかったと言うべきか、負けなかって言うべきか、微妙な試合。
 立ち上がりの大瀬良を攻めて、大山のタイムリーで、1点先取。
 2回にも木浪のタイムリーで追加点。
 いい形で試合に入れたはずだった。

 この先制点をもらって、伊藤将が、余裕のピッチングと行きたいところであったが、なかなか、そうはいかない。
 伊藤将は、前の讀賣戦を再現するかの様に、毎回ピンチを迎える。
 それでも、決定打は許さず、なんとか5回まで持ち堪える。
 結局、5回に1点を失うものの、107球6安打3四死球だから、よく1点で済んだともいえる。

 前回の讀賣戦の時も書いたが、今年の伊藤将は、去年の青柳状態。
 一度再調整が必要かと思われる。
 幸い、門別がいるし、西勇輝が戻って、青柳が戻れば、再調整の時間が取れるのでえ、一度検討する余地はある。
 このピッチングが一過性のものか、再調整を必要とするものか、どう捉えるかだが。

 試合は、立ち上がり大瀬良を攻め、得点を挙げたが、3回以降は、逆に大瀬良を攻めあぐね、追加点が取れないまま、大瀬良を5回まで持たせてしまった。
 その後も、広島のリリーフ陣に抑えられ、7回に加冶屋が四球を2つ出して作ったピンチに、桐敷が小園に同点のポテンヒットを打たれ、延長戦へと突入することになった。

 残念だったのは、その同点に追いつかれる前の7回の表の攻撃。
 佐藤輝のヒットから、梅野の送りバントで作ったチャンス。
 木浪が倒れた後の代打に原口の起用。
 ここは、原口でよかったのか?
 相手ピッチャーは、矢崎、縦の変化で打ち取るピッチャーだ。
 そう言うピッチャーには、低いフォークを空振りするイメージのある原口より、
糸原の方が合うと思ったんだが。

 結局、お互い決め手を欠いて、延長12回で引き分けた。
 まぁ、負けずに良かったと捉えるしかないか。
 それでも、この日、讀賣が敗れ5割に、中日も敗れて、借金生活に入ったことで、セリーグで、貯金があるのは、タイガースだけとなった。
 さして、調子が良かったわけでなく、むしろ、調子が悪い中、こう言う状況になっているのは、以外でもある。
 それだけ、各チームに決め手がないんやろう。
 そうであれば、タイガースは、ひたすら自分たちの野球をやって、当たり前のことを当たり前にやることを貫きとおせばいい。
 そうすれば、自ずとその先に、連覇はあるのだから。

 ぐぁんばれ!タイガース
| 房 寅吉 | 阪神タイガース | 23:57 | comments(0) | - |