2010.05.12 Wednesday
2―4 対北海道日本ハム 守りの差を思い知る
交流戦の初戦は、パリーグ最下位に沈むファイターズ。
しかも大黒柱であり、ファイターズのみならず日本のエースといってよいダルビッシュは、ローテの間隔から、登板は無い。 試合前には、序盤戦の景気づけに持てこうの相手と高をくくっていた部分もあった。 昨年のパリーグの覇者を舐めてはいけなかった・・・・。 スレッジが横浜に転じたことで、ファイターズの攻撃陣が大分戦力的にそがれた感がある。 リーグ戦では、その貧打に加えて抑えの武田久の不調により、2桁の借金を背負っていた。 しかし、この交流戦前に調子は上向いており、これをきっかけに浮上する気満々の気概が溢れていた。 しかも、打線やPの好不調はあれど、守備力にスランプはない。その守備力がファイターズの大きな武器であることを忘れてはいけない。 かたやタイガースは、打力優先のあまり守備力の低下を指摘されてきた。 リーグ戦では、何回か対戦することや、ローテの順番により、打力がその不安をかき消すことが多く、ここまでやってきた。 しかし、桜井を筆頭とした外野守備の脆さは、常々不安として、その影響を露呈していたのも事実だ。 実際寅吉は、平野を外野で使うことを提言し続けている。 まして、はじめて対戦するPが多くなる交流戦において、打撃勝負より、守り勝負になる確率がたかくなるのを見過ごしていた。 試合は、桜井が追いついた打球をはじき2ベースにしたところから、流れを持っていかれた。 この回、好調の久保は、稲葉に先制タイムリーを打たれた後、これを1,2塁間でアウトにして、走者無しで立ち直ろうとしたところだっただけに堪えた。 1点で凌いでチェンジという場面が、一転して得点圏にランナーを置いてのピッチングに変わる。 しかも、気落ちして糸井に四球を出し、高橋信二の一打が、トリの横でイレギュラー?して追加点を取られたからたまらない。 これも、トリがうまく正面から体を入れられれば、前にはじき、ランナーのホームインは防げたかもしれない。 一方で、ファイターズの固い守りは、随所で見られ、サード小谷野のファインプレーや見事な併殺の連携。外野守備の範囲の広さ、固さ。 それを見るにつけ、タイガースの守備と比べてしまう。 守りあったら、勝てない。 そう再認識させられた試合。 もう、初対決だからといって、打てない理由には出来ない。 打てないファイターズは、守りあいの接戦に勝機を求めているのだから、これを打ち砕くしかないだろう。 守りあっても、それが出来ないのはわかっているのだから。 明日は、打線の奮起を期待する。 ぐぁんばれ!タイガース |