2020.07.09 Thursday
2−1 対讀賣 ボーアの一発、球児が薄氷を踏んで3連勝
こういう試合での一発にボーアの価値がある。
ガルシア、メルセデスの投手戦。 お互い持ち味を生かした内容のピッチング。 特にメルセデスは、付け入る隙が見つからないような完璧な内容だった。 こういう試合を決めるのは、ミスか、一発と相場は決まっている。 その一発が、讀賣でなくタイガースに出たのが大きい。 去年までの展開では、一発は読売のもの。ミスはタイガースと決まっていた。 その讀賣の専売特許のような一発が、ボーアによってタイガースにもたらされた。 欲を言えば、最後の打席でも、高木(賭博)京介から、リベンジの一打が欲しかったところだが、空振りのスイングは迫力があったからヨシとしよう。 これで、少しづつだがボーアの怖さが相手に染みつくといい。 そして、苦手のメルセデスに土をつけたのも好材料。 問題は、最後の球児。 例によって、先頭を歩かせ、失点に結びつけ、あわやの場面を作った。 前にも言ったけど、決してコントロールがいいわけじゃない球児。 そのボールのキレ(伸びというか、回転)で、ボール球を振らせることでカウントを稼ぎ、討ち取ってきた。 その持ち味が薄れると、ボールを見極められ、不利なカウントを招く。 挙句、相手が待っているストレートをストライクゾーンに投げなくてはいけなくなり、痛打を食らう。 大城に、追い込んでいながら、待っているストレートを投げ込み、まんまと打ち返された。 もう少し、コントロールがつくか、球威というかキレが戻ってこないと、いつも最後は劇場を招くことになる。 今日は、石川の打ち損じに救われたセーブでもある。 それでも甲子園の開幕を、ボーアの一発と勝ちパターンの継投で勝てたのは大きい。 明日は、観客も入り、勢いを増してくれることを願っている。 やっと、タイガースが目覚めつつあるかもしれない。 さぁ、逆襲と行けるか? ぐぁんばれ!タイガース |