2020.08.04 Tuesday
2−7 対読売 焦って、馬場がババ引いた。
あの時の馬場の心理。
「やった、ピッチャーゴロや!よかった〜。ラッキー!」 次の瞬間、青ざめることになる。 1点差の8回。 先日の横浜戦で初勝利を挙げた馬場が指名された。 僅差での登板で、ピンチを招きながら、なんとか切り抜けてきた馬場が、初勝利を境にどんな変わり身を見せてくれるか。 矢野監督も、勝ちパターンにハマるようなピッチングを期待しての起用だと思えた。 実際、スアレス、球児を起用する選択肢もある場面。 ガンケルがガルシア先発の試合でベンチを外れていたのが痛い。 だが、馬場はビビリの馬場だった。 ボール先行で、当たっている北村にヒットを打たれ、先頭を出すともういけない。 代走の増田に2盗を許し、丸をまた四球で歩かす。 そこで坂本の場面。 バントの構えの坂本をバント失敗で追い込んで最後ピッチャーゴロに打ち取ったと思った瞬間が冒頭の2塁への悪送球となる。 坂本のピッチャーゴロが飛んだ瞬間、いつもピンチを招いても悪運つよく切り抜けてきた馬場の強運を祈ったのだが、そう言う偶然は何回も続かない。 前回の棚ぼた勝利で、その悪運を使い果たしたのかもしれない。 大体、タイガースの守備練習を見ていて、キャンプの時からそうだが、通り一遍の練習でしかなく、強化のための守備練習をしていないことがこう言う守備の破綻を招いていることをわかっているのだろうか。 岡本のサードゴロからのランダンプレーにしても、簡単に走者を2、3塁に進められてしまう。 キャンプのランダンプレーの練習でも、アウトにすればそれでいいと言う練習で、3本間の場合は、3塁へ、3塁へと追い込まなくてはいけない練習は見たことがない。 やっと、本塁寸前でアウトにしても、それでよしとされ、そこで立ち止まって、それではいけない。3塁へ追い込まないと、次の走者の進塁を許してしまうと言う反省も反復練習もしない。 ピッチャーのゴロ処理からの送球にしても、アウトになればいい。 ダメなら、もう1回と言うくらいで、アウトにする仕方やセカンド、ショートの入り方、そのタイミングの指示もなければ講義もない。 青柳や藤浪のショートスローを苦手にするピッチャーの対策も特訓もない。 ただの練習のための練習。 だから、こう言う試合でミスが出る。 馬場なんて、ピッチャーゴロをとった瞬間に、舞い上がって、ショートの入り方や、梅野の指示も見えてなかったんだろう。 あっ、と思った時には、ボールは外野へぬけ、やってはいけない追加点を献上してしまうことになっていた。 最も、その前に先頭に打たれ、その後も四球で歩かせると言う、やっちゃいけないことをやっているピッチングにも問題はあるが。 今日を見る限り、馬場と望月の立ち位置は逆の方がいい。 去年のCSでの屈辱から、望月は大きく成長しているように見える。 この日も6回に馬場で、1点差になった7回から望月で2イニング生かせていれば、どう転んだかわからん試合。 まぁ、打撃陣も菅野の名前に負けて、甘い球を見送ったり、打ち損じたり、とれえ切れない情けなさが残ったけどねぇ。 名前負けしていないのは、外人の2人くらい、特にサンズは普通にボールだけを見て、これは甘いと思っていたんじゃないかと思える打撃をしていたよなぁ。 皆んな、サンズのような感覚を持っていれば、もっと点を取れていたんじゃないかと思うぞ。 これで、この読売戦は残り2つは絶対に勝たなくてなならなくなった。 読売は、1つ勝てば充分なだけに、気楽にぶつかってくるだろう。 藤浪、遥人が、読売を抑え込んでしまうことを願って止まない。 ぐぁんばれ!タイガース |