2020.08.22 Saturday
7−5 対東京ヤクルト 去年の試合を反省していたのか?
去年5月8日、同じ神宮でのスワローズ戦。
初回に3点を先制、岩田がスワローズを抑え、6回にランナー出したところで守屋を投入。 7回を能見で凌いで、8回に2点を追加し、5−0で5点リード。 3点のままなら、ジョンソン、ドリス、8、9回を任せるプランも、5点リードで計画を変更した。 ここで登板した福永は、1死も取れずに満塁から、タイムリーを打たれ2点を失う。 慌てて、ジョンソンを投入したが、結局ジョンソンもタイムリーと犠飛を許して同点に追いつかれた。 この試合も7−1の6点リードで、勝ちパターンの投入を控えようという算段が働いた。 その時の選択が、去年の福永に近い、尾仲という選択をした。 確かに、ガンケル、岩崎、岩貞、スアレスは温存したい展開ではあった。 ただ、残るピッチャー(能見、馬場、望月、尾仲)の中で、尾仲を選択すると言うことは、去年の福永の選択の愚を反省していないことにならないだろうか? 去年の方が、福永登板の時点で、他の選択肢は、浜地か、当時まだ抑えにはなっていなかった球児の2人。 球児で行くのが良かったのだろうが、福永を選択したのは、わからないじゃない。(もっとも、一番危険性のある選択であったことは確かだが。) でも、この試合は、能見、望月という選択肢もある。 この回を凌げば、最終回は馬場と言うプランであったのだろう。 確かに6点差で、ピッチングができない尾仲が悪いのであろうが、去年の悪夢を考えたら、能見か望月が順当ではなかったか。 万全を期すなら、この回馬場、9回を岩貞と言うてもある。 相手を完全に押さえて、明日に嫌な印象を与えるのなら、これが一番じゃなかったか。 結局、満塁で慌てて岩貞を登板させ、青木に満塁HRを食らって2点差に迫られることになる。 阪神にラッキーだったのが、これがHRだったってこと。 ランナーがいない状態にリセットして、岩貞がピッチングができる状態になったことは、幸いした。 これが、タイムリーかなんかで、ランナーを残して村上以下に続く方が厄介だった。 岩貞は、さらにピンチは招くものの、なんとか2点差を守り、9回へ繋いだ。 2点差を維持したことで、スアレスへの不安がいくらか軽減された。 1点差でスアレスは、厳しい面があるからなぁ。(2点差でも不安なら抑えは任せられんがね。) スアレスは、際どいボールを、尽くボールへ判定されかわいそうな部分もあったが、審判がスワレスの際どい球は、鼻からボールだと思っている意識が強いように思う。 これをボールと判定されるとスワレスは、ストライクを取りに行こうと、更に甘いコースへ投げざる得ない。 そこを打たれると言うことがあり、やはり1店差じゃ不安だってことになる。 寅吉が監督なら、この9回の抑えは岩崎を考える。(スワローズの代打、川端、坂口と言う打順も考えて。) それでも、スワレスは、1、2塁のピンチを招くも、山田を三振、青木をセンターフライに獲って、セーブを挙げ、勝利した。 (最後のフジテレビ・ワンの実況は、サヨナラホームランであるが如く、カメラワーク、アナの絶叫で、見ているこっちが恥ずかしくなるような内容だった。) この試合、去年との違いは、8回にタイムリー、タイムリーで攻められたわけでなく、一発で4点取られたが、そこで試合が区切られたと言うことだと思う。 また、尾仲がピンチを招いた(1死満塁)時点で、岩貞への継投をしたこと。 去年は、福永が無死で2点を取られた後、慌ててジョンソンを投入したこと。 そう言う意味では、少しは早めに手を打ったっていうことになるんだろうか? 繰り返すが、楽勝ムードも余裕を見せて、相手を舐めた選手起用をすると、とんでもないしっぺ返しが待っていることを知るべきだった。 折角、去年勉強させてもらったのだから、それを危うく無駄にするところだったことを大いに反省すべき試合だ。 ぐぁんばれ!タイガース |