2022.07.02 Saturday
5 −2 対中日 権藤さんのいう通り!part2
今日のJスポーツの中継は、解説権藤博さん。
現役時代は、権藤権藤雨権藤と言われる酷使に耐え、新人で35勝、2年目も30勝を挙げ、イニングも新人で400イニングを超え、2年目も360イニングを投げる。 この酷使が祟り、3年目から記録を落とし、3年目10勝(200イニング)、4年目6勝(100イニング)、5年目に野手転向、9年目に再度ピッチャーに戻るが、結局この年で引退した。 指導者としては、自分が酷使で潰れた経験から、「投手の肩は消耗品」との考え方から、投手の分業制を推し進め、中継ぎのローテション化など、酷使しない起用を心がけた。 その権藤さんの解説は、辛口ではあるが、的をついたことが多い。 何年か前、試合の終盤セカンドが糸原から植田海に代わったことがあった。 その際、権藤さんが「下手を下手に代えても、守備固めにはならないんですよ。」って痛烈が一言があった。 だが、その後植田海がセカンドライナーで飛び出したランナーを刺そうとセカンドに悪送球を送って、サヨナラのお膳立てをしてしまった。 あの時もこのブログで、「権藤さんの言う通り!」っていうタイトルで記事を書いた覚えがある。 タイガースの守備の下手さ加減、キャッチャーのリード、かなりキツイ言葉をいただいたが、どれもが言い得て妙であった。 3回の山下斐紹のセカンドへの内野安打。 これはセカンドの山本が、ボールを持ちかえず、グラブトスをして、ランナーを生かしてしまったもの。 権藤さんは、これを山本が下手なだけ、実質エラーだと断じた。 確かに、山下斐紹の足を考え、そんな焦ることもないし、ボールをグラブから持ち替えて送球すれば、充分間に合った。 それを、グラブトスしてしまうのは、単なる横着、それもちゃんとトスできていない。 これは、エラー、下手なだけと言われても仕方がない。 島田の外野守備についても言っていた。 フェン直に近い打球を、適当にジャンプしているだけだからダメだと、逆にクッションボールに備えるように追わなくては行けない。 確かにその通りだと思う。 ただ、島田がキャンプからライト守備が中心で、レフトには不慣れな点も考慮しなくては行けない。 そう言う練習、ライトに佐藤輝を入れるなら、島田はレフトになるのだから、キャンプの時からそう言う備えをして、ちゃんと両方の練習をさせておかなくては行けない。 試合で急にレフトに入れって言われても、レベルの高い守備は見せられんだろう。 また、8回の湯浅に対する梅野のリードにも苦言。 なんで、そんなに変化球に頼ったリードをするのか? 湯浅の持ち味はストレートなんだから、それを生かしたリードをしないといけない。 確かにその通りです。 試合は、3回に島田がタイムリーで先生した後、満塁から大山の一打をセンターの大島が後ろに逸らし、これが3点タイムリーとなり4点を先取。 大島も突っ込んで勝負をかけたのだが、打球が急激にスライスしており、ワンバンドした後、体で止めに行ったのを避けるように抜けていった。 これは、大山の当たりがラッキーだった。 それでも久々の大山の打点だから、これで勝利には大きく近づいた。 また、2点差に迫られた、8回の攻撃では、ヒットの近本が盗塁と根尾のワイルドピッチで3塁へ送り、1死1、3塁から山本にスクイズを敢行し、追加点を挙げた。 そう、こうやってヒットが出なくても得点を挙げるってことが大事だ。 この追加点は、不安いっぱいの抑え・岩崎に大きな勇気を与えるとともに、ドラゴンズを諦めさせる効果があった。 やっと、こういう点の取り方をし始めたのは、今後のためにもいいことだ。 さて、やっと連敗を止めたタイガース。 明日は、T J手術から復帰した才木が久しぶりの先発となる。 相手は、柳だけど、今日のような1点をもぎ取る野球で、なんとかいい形で援護をしてやりたい。 野手陣の更なる奮起を望む。 ぐぁんばれ!タイガース |