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2006.05.15 Monday
スモールベースボール
ホークスの内角攻め(っていうかビーンボールまがいの攻め方)についての論争が巷(タイガース周辺の)を騒がせている。
あまり触れるのはよくないかと思ったが、寅吉なりに思ったことを書いておく。 ホークスっていうのは、小久保や松中、城嶋、井口達がただの強さから、その強くあるべく姿・精神までも完成させた、文字通り王者の風格が漂うチームだった。(ここでは、あえて過去形ね。) 去年の三瀬が金本の頭部に死球を当てた時の、金本のHPの記述に感動したし、そこの書かれていたホークスっていうチームに感銘も受けた。 「キャッチャーの城島も心配して赤星の携帯電話に詫びの電話をかけてきましたがあのボールはキャッチャーには責任ありません。もちろんピッチャーにも責任ありません。」 「僕はソフトバンクというチームと監督をある意味尊敬してるんです。それは2年前の日本シリーズで第3戦目にムーアが先発したんですが試合開始の第1球目を気合いのあまり相手バッターの柴原の頭上に投げたんです。普通なら相手は仕返ししてきます。そして第6戦目は田中秀太がまたまた気合いの入りすぎで2塁手の川崎めがけてタックルぎみにスライディングをかまし川崎は脳シントウで退場しました。普通ならお返しされても仕方ありませんがホークスは何も報復してきませんでした。僕はこんな素晴らしい日本シリーズを変な遺恨試合にしたくなかったんでホークスの紳士的な態度に感動しました。そして第7戦目終わって表彰式の時に僕は城島に謝りました。すべてこっちが悪かった、こっちの挑発に乗らず綺麗なシリーズにしてくれてありがとう、君らが1枚上だったと。強いチームはいちいち相手に反応せずどっしり構えてるんだなと思いました。」 「その城島捕手、バッターボックスで僕に言ってくれました、試合に出続ける事はどんなタイトル獲るより素晴らしいって。」 素晴らしいチームだ。 このチームに勝ってこそ真の日本一になれる。 ほんと、そう思っていた。だから、いつも日本シリーズの相手はホークスであることを望んでいたんだ。 今年、王監督が掲げる“スモールベースボール”。(WBCでも同様にこのキャッチがはやったね。) 城嶋が抜け、バティスタを解雇。確かにスケールは、小振りになった。 しかも、今季のスタートダッシュは、思うような勝ち方が出来てないかもしれない。 でも、精神(度量)まで、スモールベースボールにすることはない。っていうかして欲しくはない。 たしかに、金本ほどの打者だ。 厳しいインコースへの攻めは必要だ。 だが、それとブラッシュボールは別物だ。 キッチャーが城嶋だったら、あのようなボールを要求しただろうか? 王監督の言うとおり、わざと狙うほどのコントロールのない投手に、城嶋なら、あんなとこへ投げさすリードは取らなかったと思う。 さすが昨日は、岡田監督からの口撃もあり、キャッチャーの山崎もむきになった(意固地になった)面もあったろうが、城嶋ならあんな意固地にはならない。それより、素直にPのコントロール不足を詫びただろう。 山崎も城嶋の穴を埋めるため必死なのはわかる。 だが、行き過ぎはいけない。そうしなければ、ならないのはPでなくキャッチャーの山崎のエゴだけだからだ。(ホークスのPの力量を味方の捕手が見誤ってどうする?) それだけ、ホークスっていうチームに余裕がなくなっているのだろう。 そうした攻めやルール内であればかまわないって、勝ち方やその姿勢にとらわれなくなっているのかもしれない。 あの強いホークスを目標にしてきた身には寂しい限りだ。 本来、同じようにタイガースっていうチームを高めて対決したいものを、相手が落ちてきて対決するのは、望んだものといささか違う。 どうか、ホークスには、野球はスモールでも、その精神(度量)がスモールと映るような野球をしないで欲しい。 それは、いままで築いてきたホークスの精神の破棄でもあるのだから。 ということで、明日から気分を入替え、ファイターズ戦だ。 新庄が待ってるぞ! ぐぁんばれ!タイガース |
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